山が燃えてる グラン・ムーンテ小屋

matterhorn2

2013年03月15日 20:25

                            オートルート(オプション):スイス アニヴィエ谷
 

 グラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet) 秀逸の展望 ~朝夕焼け編~

 アニメのハイジで、ハイジが始めてスイスの山々の夕焼けを見て、「山が燃えてる」と叫んだことを覚えていますか?
 グラン・ムーンテ小屋での夕方、ツィナールロートホルンがまさに燃えるがごとく、真っ赤になりました。



<真っ赤に燃えるツィナールロートホルン>

 滞在した日の夕方、最後のドラマが待っていました。 他の山々が夕焼けのピークを終えても、ツィナールロートホルンだけが、残照を浴びて最後の輝きを残していました。 そして、夜9時ごろの日の入り直前、ツィナールロートホルンがピンク色から赤く輝きだしたのです。 何せ、氷河までが数m、山頂も3km弱しかないので、もう目前の目に入る範囲が真っ赤に感じられました。 まさに、燃えてる感じになります。 写真はでは、その大きさを伝えられないのが残念ですね。




<雲上に輝く、夜明けのダン・ブランシェ>

 この写真は、滞在した日の朝、ダン・ブランシェグラン・コーニエの山頂に朝日が差した瞬間を捉えたものです。 この日の朝は、日の出前から、目前の氷河の谷が雲海で覆われていました。 このため、ダン・ブランシェとグラン・コーニエが、雲の上に浮かんでいるように見えていました。 でも日の出後、この雲は徐々に消えて行きました。 なので、日中の写真には、雲海はありません。 また、翌日の朝は、始めから全く雲がありませんでした。
 なお、ダン・ブランシェとグラン・コーニエは小屋から西寄りにありますので、撮影チャンスは早朝しかありませんね。 




<夕方の光線で輝くオーバーガーベルホルン>

 ダン・ブランシェに対して、オーバーガーベルホルンは東寄りですので、今度は夕方にしか撮影チャンスがありません。 この写真は、ツィナールロートホルンが赤く染まる前、適度な面積に光線があたっているときに撮影したものです。 少しですが、オレンジ色に色付いています。




<早朝のダン・ブランシェ>

 ダン・ブランシェが最もかっこ良く見えるのは、早朝です。 日の出から1~2時間たち、朝の斜光線が谷間に差し込んできた時に撮りました。 すり鉢状の地形なので、谷の氷河にまで光線があたるには、少し時間がかかってしまいます。

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