TMR: 輝くモンテ・ローザ モンテ・モロ峠を越えてスイスへ

matterhorn2

2015年03月05日 18:04

ツール・モンテローザ(Tout du Monte Rosa, TMR):アンザスカ谷

マクニャーガ(Macugnaga,1327m)から、
イタリア・スイス国境のモンテ・モロ峠(Passo di Monte Moro, 2870m)へ行こう。

この峠を超えれば、再びスイスに入ることになる。
でも、その標高差は、1500m! 
通常のコース設定では、さらに峠から一気に下って、
スイスのサース・フェー(Saas Fee,1772m)までに行くことになっている。
これをまともに歩くと、現地コースタイムで10hぐらい、ちょっと無理がある。
なので大抵、峠への登りにはロープウェイを、峠からの下りでは、
途中のダム湖(Mattmark)からサース・フェーまでポストバスを利用する。

今回は、既にダム湖からサース・フェーまで歩いておいたので、
ダム湖でちょうどTMR一周が完了する。なので、頑張って、
峠への登り(4h30m、下りはダム湖まで2h30)を歩くつもりだったのだが、
もう体の疲れがピークで無理。
とうとう、最後の最後にロープウェイでショートカットしてしまった。

モンテ・モロ峠には、てっぺんの岩場の上に、金色に輝くマリア像が立っている。
晴れていれば、太陽光線を受けて、眩しいぐらいに輝いていて、とても目立つ。
峠自体は広い鞍部で、見晴らしは360度、とても素晴らしい。
モンテローザ高峰群だけでなく、スイス側のドーム(Dom, 5445m)などの
4000m級の山々が連なるミシャベル(Mischabel)山群やダム湖も見渡せる。
でも、マリア像のあるピークは、巨岩の岩場の上でやや狭く、大人数は過ごせない。
 
また、以前来た時には、モンテ・モロ峠にある山小屋で一泊した。
小屋はロープウェイの頂上駅から、約10分東側に行ったところにあり、
狭い小屋のテラスや窓からは、モンテローザ高峰群が正面に見える。
特に、早朝、モンテローザが赤く染まるのは本当に素晴らしい。



朝日で輝くモンテ・ローザ

モンテ・モロ峠の小屋に泊まったとき撮影 モンテローザの東壁面が輝く



モンテ・モロ峠にあるロープウェイ頂上駅

左の雲の中にモンテローザがあるのだが。。。



岩場をモンテ・モロ峠へ 奥に見えるのがマリア像




モンテ・モロ峠のマリア像

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