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モンブランと再会 フォルクレッタ峠へ
オートルート: スイス アニヴィエ谷
ついに大きなアニヴィエ谷(Val d'Anniviers)とお別れする日が来ました。
ホテル ワイスホルン(2337m)からフォルクレッタ峠(Forcletta, 2874m)を越えて隣のトゥルトマン谷(Tourtmanntal)へ向かいましょう。 前にも書きましたが、オートルートのメインコースでは、メイドパス(Meidpass, 2790m)を越えてゆくのですが、直ぐ近くのベラ・トラ山に登ったので、フォルクレッタ峠を選択し、更にグルーベン(Gruben)にそのまま下るのではなく、谷奥のトゥルトマン小屋(Turtmannhutte)に行きました。
<フォルクレッタ峠への分岐点>
ホテル ワイスホルンからは、再びツィナール方向へ少し戻ります。 すると、写真のフォルクレッタ峠への分岐点が現れます。 残念ながら見慣れたアニビィエ谷の高峰群とはしばしのお別れになりますので、この辺りで十分に見ておきましょう。
<フォルクレッタ峠に登る途中から>
フォルクレッタ峠に向かって、牧草地をしばらく登ると民家が一軒あり(写真下部)、この脇を抜けて更に登った所から谷を振り返ってみました。 谷の対岸の様子が見えます。 正面に見える村は、グリメンツ(Grimentz)です。 この村も谷の斜面に張り付いているように見えますね。
<フォルクレッタ峠>
ホテルを出発してから約2.5時間、ようやくフォルクレッタ峠に着きました。 本当は、ここから間近にワイズホルンを眺めるつもりだったのですが、残念ながらこの峠が尾根の鞍部になっているため、南方の高峰群は全く見えませんでした。 でも、南北の尾根筋に対して、無論東西方向は開けてます。
快晴の中、峠の道標付近で大休憩をとりました。
<フォルクレッタ峠からの展望>
これが、フォルクレッタ峠から西側方向の展望です。 遠方の高峰が見えていました。
右端の真っ白い山、そうです、モンブラン(Mont Blanc)が頭を出していました。 ここから見えるとは思っていなかったので、ちょっと驚きましたね。 また画面の左端は、おそらくグラン・コンバンだと思われます。 人が誰もいなかったので、聞くことができませんでした 。。。 メインコースではないためか、ほとんど人に会いませんでしたので。
ではこの後、いよいよ小さな谷トゥルトマン谷に入ります。
2013年03月31日 Posted by matterhorn2 at 18:40 │Comments(0) │オートルート(Haute Route)
夜景もいい ホテル ワイスホルンの眺望
オートルート: スイス アニヴィエ谷
続けて、ホテル ワイスホルン(Hotel Weisshorn)からの眺望を紹介します。
<ベラ・トラ小屋からのホテル・ワイズホルン>
まずは、ホテルの位置を再確認するため、ベラ・トラ小屋からの写真を紹介します。 望遠で切り取ったものですが、ホテル背後に巨大なマッターホルンとダン・ブランシェが鎮座しています。 ベラ・トラ小屋からは、このように南の高峰群が見えますが、ホテルからは、背後の尾根が邪魔をしていて、マッターホルンを見ることはできないです。
<ダン・ブランシェ輝く>
ホテルから唯一見える高峰がダン・ブランシェです。 これしか見えないので少しさびしいのですが。。。
泊った翌朝、そのダン・ブランシェが朝日を浴びて輝きました。 よく見ると、ダン・ブランシェとその手前のグラン・コーニエがほぼ完ぺきに重なっていたことが分かりました。 早朝の一瞬、これらが分離して見えます。 上の写真では、とても分離できないですね。
<サン・リュック方向の展望>
これは、ホテルからサン・リュック(手前)とシエール(奥のローヌ谷)を撮ったものです。 こちら北側方向には、高い山はありませんね。 サン・リュックの村が、斜面に張り付いている様子が分かると思います。
<サン・リュック方向の夜景>
日没後の薄暮の時間、サン・リュックやシエールの町に灯がともりました。 山ではなく、夜景を眺めるのも一考ですね。 写真は長時間露出なので、少し明るく写り過ぎていますが、本当はもっと暗いです。
このホテル、直前の予約では取りずらいのですが、オートルートを歩くだけでなくても、一度は利用してみる価値ありと思います。
2013年03月30日 Posted by matterhorn2 at 11:18 │Comments(0) │オートルート(Haute Route)
歴史的な山岳ホテル ワイスホルン
オートルート: スイス アニヴィエ谷
ベラ・トラ小屋と共に、オートルート上で基点となる、山岳ホテル ワイスホルンを紹介します。
ホテル ワイスホルン(Hotel Weisshorn)は、何と1800年代後半に建てられた由緒ある山岳ホテルなのです。 無論、町中にある高級ホテルには届きませんが、シックな内装で歴史を感じさせてくれます。 泊った部屋はツインで、山小屋のドミトリーとは全く異なります。 それに、最も印象に残ったのは、夕食! とてもおいしかった。 でも、レストランが満席のためもあり、食事の時間が2時間を越え、夕焼けをみることができなかったのが残念でした。。。
<ホテル ワイスホルン>
ホテル裏は、少し小高い丘になっていて、そこは花がたくさん咲いていました。 この花々を入れて撮影。
<ホテル ワイスホルン>
ホテル横のテラスは、常に人でいっぱいでした。 やはり人気が高いことが伺えます。
写真でわかると思いますが、ホテルの正面方向には、高峰群が見えません。 このホテル、実は高峰群とは逆の北向きに建っているのです。 窓からは、ローヌ谷が良く見えることになりますね。
<早朝のホテル ワイスホルン>
早朝、ツィナール方向へ少し歩いたところから望遠で切り取ったものです。
背後には、ケーブルカーの頂上駅と、ベラ・トラ小屋も写っています。 このホテルに来るには、このケーブルカー駅から5~6kmほど歩いてくるしか方法がありません。
2013年03月28日 Posted by matterhorn2 at 21:51 │Comments(0) │オートルート(Haute Route)
可愛らしい村 サン・リュック
オートルート: スイス アニヴィエ谷
常にマッターホルンが見える可愛らしい村、サン・リュック(St. Luc、1655m)を紹介しましょう。
ツィナールからはサン・リュックへは、谷底のビソワ(Vissoie, 1204m)でバスを乗り換えて来ることができます。
村は、南西に開けた斜面に張り付いたように作られ、常に南方のアニヴィエ谷奥のダンブランシェとマッターホルンが見えます。 小さな村ですが、ケーブルカーがあって、ここから標高2180mの展望台ティニューサ(Tignousa)まで行くことができます。 ティニューサから、ベラ・トラ小屋までは、歩いて約30分の登りです。
<サン・リュック村の中心部>
サン・リュック村の中心部の様子です。 この通りには、小さなスーパーや土産物屋が並んでいます。 このスーパーにはお世話になりました。
この写真の左手(右端に道標あり)には、この村の最高級のホテル・ベラ・トラ(4つ星)があります。 一度泊ってみたのですが、さすが4つ星、小奇麗な部屋の窓からはマッターホルンが見え、食事は量より質にこだわっていて上品だったのを覚えています。
<異国的な雰囲気が漂う>
村唯一の教会がある一角は、白壁の建物が並び、南国の雰囲気を醸し出していました。
<村唯一のケーブルカー駅前>
ティニューサに行くケーブルカー駅前は、多くに人で賑わいでいました。 サン・リュック村の一番奥にあります。
<めいっぱいの道標 ティニューサ>
ケーブルカーでティニューサに登ると、辺りは一面牧草地斜面になります。 ここには、レストランもあり、多くの人がテラスでのんびり過ごしていました。 写真は、異様に行き先の多い道標です。 気になって撮ってしまいました。
2013年03月26日 Posted by matterhorn2 at 20:29 │Comments(0) │オートルートの町々
スイス3000m峰 ベラ・トラ山登頂
オートルート(オプション): スイス アニヴィエ谷
ベラ・トラ小屋に泊った翌日、ベラ・トラ山(BellaTola, 3025m)に登ってみました。
氷河等の危険が無く、手軽に行ける(特別装備がいらない)3000m峰として、ある本に紹介されたいました。 また、ここからの展望が360°見渡せ、すごいとのことなので。。。
<いきなりベラ・トラ山頂>
さすがに3000mともなると、氷河が無くても、岩だらけで緑のない荒涼とした風景になります。 ベラ・トラ山頂には、十字架と共に、道標までありました。
<頂上からのトゥルトマン谷と谷奥の展望>
この写真は、山頂から隣の谷、トゥルトマン谷側を撮ったものです。
朝は快晴だったのですが、山頂に着いた11hごろには、もうかなりのガスが湧いていました。 特に、南部の高峰群はほとんど見えなくなっていました。 ここからのワイズホルンの展望がお目当てだったのですが。。。 写真の右奥の雲の下に、ワイズホルン下部の氷河だけが見えています。 トゥルトマン谷の展望は、また別の機会にお預けです。
<頂上付近からのアニヴィエ谷の展望>
頂上直下で、これまで歩いてきたアニヴィエ谷を俯瞰しました。 左手奥に、ダン・ブランシェが輝いています。 こちらの方向には、雲がほとんどなかったですが、左端のトゥルトマン谷側は雲だらけです。
<頂上付近からのダン・ブランシェ遠望>
ダン・ブランシェとマッターホルンのアップです。 やはり、ダン・ブランシェは、カッコいいですね。
2013年03月25日 Posted by matterhorn2 at 21:24 │Comments(0) │オートルートオプション
ビールが合うテラス ベラ・トラ小屋
オートルート: スイス アニヴィエ谷
小奇麗なベラ・トラ小屋(Cabane Bella Tola, 2346m)を紹介します。
ここは、スイス山学会経営ではなく、私設です。 古いオートルートのガイドブックでは、ここを利用することが記載されていませんでした。 でも、メインコースのホテル・ワイスホルンの予約が取れず、こちらに変更した記憶があります。
また、ここへは麓の村サン・リュック(St. Luc)から、ケーブルカー利用で手軽に来ることができます。 ツィナールからは、バスでサン・リュックまで来られますので、ショートカットしたい場合など、容易にこの小屋を利用できて便利です。 ただ、私の場合は、ガイドブックに載ってなかったので、ネットで調べた電話番号で予約し、地図を頼りに向かいました。
<ベラ・トラ小屋>
このときの泊り客は、私以外にお年寄りの4人グループだけでした。 昼間は、ケーブルカー駅から近いこともあり、テラスはとても人で混んでいます。 でも、午後4時を過ぎると、ほとんど人がいなくなりました。
<ベラ・トラ小屋からの展望>
小屋のテラスからの展望です。 ツィナール奥の高峰が、手前の岩山の上に、顔を出しています。 左から、ツィナールロートホルン、オーバーガーベルホルン、マッターホルン、そしてダン・ブランシェになります。 小屋到着後、ビールを飲みながら、これらを眺めました。 ゆったりと時間が流れ、何とも最高の気分です。
ダン・ブランシェの左下に、白い点のような建物が見えると思います。 これが、ホテル ワイスホルンです。 ここは、山小屋レベルではなく、間違いなくホテルです!
<登山道からのベラ・トラ小屋>
小屋を、別の角度から1枚。 小屋が、なだらかな放牧地の中に建っているのが分かると思います。 小屋のテラスは、ほぼ南側を向いていて、アニヴィエ谷全体を眺めることができます。 逆に反対の北側、写真の背景方向は、ローヌ谷の町、シエール(Sierre)になります。 但し、ローヌ谷の対岸には目立った山が無いので、展望としては、?ですね。
2013年03月24日 Posted by matterhorn2 at 17:53 │Comments(0) │オートルート(Haute Route)
快適なパノラマ道 ベラ・トラ小屋へ
オートルート: スイス アニヴィエ谷
話を再びオートルートに戻しましょう。
ツィナール(Zinal)からは、快適なパノラマ道を北上し、ホテル・ワイスホルン(Hotel Weisshorn)か、ベラ・トラ小屋(Cabane de Bella Tola)を目指すことになります。
ルートの詳細説明は、この記事の最後に載せますので、早速、このパノラマ道からの展望を紹介します。
<ツィナール谷奥の全貌>
パノラマ道から見た谷奥の山々です。 左から、ツィナールロートホルン、オーバーガーベルホルン、マッターホルン(黒い頂上部のみ)、ダンブランシェになりますが、 これらが、ずっと見え続けます。 特に、ダンブランシェがいいですね。 贅沢ですが、ずっと、この展望が見え続けます。
<ツナールからパノラマ道に登る>
ツィナール(Zinal, 1675m)から、東側の尾根に向かって一気に登ると、約2000mでパノラマ道の突端に到達します。 ここに休憩が可能な小屋があるのですが、ここまで登ると樹林帯を抜けて、ツィナール谷と谷奥の山々が突如現れます。 それが、上の写真になります。 このときは、既にかなりの雲が出ていましたが、谷底にツィナールの街並みがよく見えています。
<パノラマ道から振り返って見たツィナール谷奥>
一端パノラマ道に上がると、ツィナールからサン・リュック(St. Luc)上部まで、2100~2300mのほぼ水平な道が約15kmも続きます。 とても快適ですね。 写真は、このパノラマ道と谷奥の様子を撮ったものです。 上の写真とは日付が変わっていて、快晴になっていますが。。。
<パノラマ道からのホテル・ワイスホルン>
この写真は、ホテル・ワイスホルン直前で、パノラマ道から終点方向を撮ったものです。 ホテル・ワイスホルン(Hotel Weisshorn)は、このパノラマ道にポツンと建っていて、周囲に展望を妨げるものがありません。 ここへは、歩いてくるしか方法が無いのですが、ここは山小屋ではなく、まさに山岳ホテルですね。 この詳細は、後で紹介します。
なお白いホテルの更に先、画面の左隅に見える小さな小屋が、終着地ベラ・トラ小屋になります。
では、隣の谷(トゥルトマン谷, Turtmanntal)へ行く、この後のオートルートのコースについて、下記の地図を詳細に説明しておきます。 この尾根筋を越えて隣の谷に行くと、同じスイスでありながら、仏語圏から独語圏に変わります。 何か不思議なのですけど。。。
この地図中の緑色の太い破線が、本来のオートルートのコースなのですが、私自身はこの通りには歩いていません。 ここででは、私が歩いた、赤線で示したコースについて載せまています。
1)本来のコース(緑線):
ツィナール → ホテル・ワイスホルン、或いはベラ・トラ小屋(2340m) → メイドパス峠(Meidpass, 2790m) → グルーベン(Gruben, 1822m)
2)ここでで紹介するコース(赤線):
① ツィナール → ベラ・トラ小屋 (ここはバスでショートカット可能)
② ベラ・トラ小屋 ←→ ベラ・トラ山(Bella Tola, 3025m)往復
③ ホテル・ワイスホルン → フォルクレッタ峠(Forcletta, 2874m) → トゥルトマン小屋(Turtmannhutte, 2519m) → グルーベン(Gruben, 1822m)
この②と③は、オプションコースとなりますが、時間に余裕があれば、行ってみたいところです。 ベラ・トラ山に登り、直ぐ近くのメイドパスの様子がわかったので、違った景色を求め、フォルクレッタ峠越えを行いました。
2013年03月22日 Posted by matterhorn2 at 20:43 │Comments(0) │オートルート(Haute Route)
サルがくつろぐ 冬の上高地
オートルートから離れて、少し休憩です。
トレーニングも兼ねて、先週、冬の上高地に行ってみました。
快晴の中、快適な時間を過ごせました。 早朝は激寒でも、午後には寒さが多少緩みました。でも、終始風が強かったです。
今年の上高地は、3月上旬なのに残雪が多く、多い所は2mもあったのですが、連日の寒さで固くなり、登山道上だけならスノーシューが不用でした。 また途中、あちらこちらで野生のニホンザルに出会えました。
約2年ぶりの訪問なのですが、大正池の中洲の形がかなり変わっていました。 強風のためだけではなく、近辺の水の流れが強く、穂高が投影する静かな湖面の場所が。。。
夏は人であふれる河童橋、とても静かです。 でも強風で橋を渡るのが大変でした。
田代池を過ぎて田代橋へ向かう途中の道の真ん中で、ニホンザルが毛繕いをしていました。 丁度、林の中の登山道に日が射していて、風もなくとても暖かな場所でした。
すぐそば(数m)まで近づいたのですが、こちらをほとんど無視しています。
くつろいでますね。 本当にまったくの無防備状態です。 この後私の真横を歩いて行きました。
帰りに遠方から穂高連峰を眺めると、黄色く煙っていました。 黄砂か煙霧なのでしょうか? 上の早朝の写真と比べて頂ければ、穂高の色付きがわかると思います。
なお、中の湯の露天風呂からですが、この日の午後遅くには更に煙って、穂高が見えなくなってしまいました。
トレーニングも兼ねて、先週、冬の上高地に行ってみました。
快晴の中、快適な時間を過ごせました。 早朝は激寒でも、午後には寒さが多少緩みました。でも、終始風が強かったです。
今年の上高地は、3月上旬なのに残雪が多く、多い所は2mもあったのですが、連日の寒さで固くなり、登山道上だけならスノーシューが不用でした。 また途中、あちらこちらで野生のニホンザルに出会えました。
<大正池からの穂高連峰>
約2年ぶりの訪問なのですが、大正池の中洲の形がかなり変わっていました。 強風のためだけではなく、近辺の水の流れが強く、穂高が投影する静かな湖面の場所が。。。
<河童橋と焼岳>
夏は人であふれる河童橋、とても静かです。 でも強風で橋を渡るのが大変でした。
<ニホンザルが毛繕い中>
田代池を過ぎて田代橋へ向かう途中の道の真ん中で、ニホンザルが毛繕いをしていました。 丁度、林の中の登山道に日が射していて、風もなくとても暖かな場所でした。
<毛繕い中のニホンザル>
すぐそば(数m)まで近づいたのですが、こちらをほとんど無視しています。
<毛繕いに夢中>
<温まるニホンザル>
くつろいでますね。 本当にまったくの無防備状態です。 この後私の真横を歩いて行きました。
<大正池からの煙る穂高連峰>
帰りに遠方から穂高連峰を眺めると、黄色く煙っていました。 黄砂か煙霧なのでしょうか? 上の早朝の写真と比べて頂ければ、穂高の色付きがわかると思います。
なお、中の湯の露天風呂からですが、この日の午後遅くには更に煙って、穂高が見えなくなってしまいました。
2013年03月18日 Posted by matterhorn2 at 21:40 │Comments(0) │日本の山
のどかな谷 ツィナールに戻る
オートルート(オプション):スイス アニヴィエ谷
グラン・ムーンテ小屋での2日間滞在ののち、快晴の中をツィナール(Zinal)に向けて下りました。
急峻な山々と氷河だけの荒々しい世界に浸っていると、気づかないうちに何となく緊張していたようで、広々とした、そして緑色の世界に改めて下ってくるとすごくほっとします。 そして、最後に広々とした谷底に出会うと、より一層のどかな気分にさせてくれます。
この写真は、プチ・ムーンテ小屋との分岐辺りまで、川沿いを下ってきところで、振り返って谷奥を撮ったものです。 まだ、グラン・コーニエの頂上が見えていますが、もうダン・ブランシェは見えなくなっています。
さらに下って、ツィナールの村とほぼ同じ標高まで下ってくると、谷は一層広々とした、ほぼ平らな谷底になります。 これは、氷河特有の地形ですね。 写真から、のどかな雰囲気が伝わってくると思いますが、いかがでしょう? もう、ベッソの岩山しか見えなくなっています。
これは、ツィナールの村への最後の橋を渡るところで、村方向を撮影したものです。 右手には、キャンプ場も見えています。
ツィナールにもどってみると、丁度トレイル・マラソン大会が開催されていました。 毎年8月中旬に、アニヴィエ谷の入口の町シエール(Sierre, 530m)から、ゴールのツィナール(1680m)までの間を、2000m台の山道を越えて走る山岳コースです。
このツィナール谷奥へのオプションコース、如何でしたでしょうか? オートルートだけでなく、スイス南部ヴァレー(ヴァリス)州には、沢山の素敵なコースがあります。 でも私の場合は、この余韻に浸るよりも、早々にホテルに入り、生ビールを飲んだときの喜びが今でも忘れられません。
グラン・ムーンテ小屋での2日間滞在ののち、快晴の中をツィナール(Zinal)に向けて下りました。
急峻な山々と氷河だけの荒々しい世界に浸っていると、気づかないうちに何となく緊張していたようで、広々とした、そして緑色の世界に改めて下ってくるとすごくほっとします。 そして、最後に広々とした谷底に出会うと、より一層のどかな気分にさせてくれます。
<振り返るとグラン・コーニエ>
この写真は、プチ・ムーンテ小屋との分岐辺りまで、川沿いを下ってきところで、振り返って谷奥を撮ったものです。 まだ、グラン・コーニエの頂上が見えていますが、もうダン・ブランシェは見えなくなっています。
<のどかなツィナール谷>
さらに下って、ツィナールの村とほぼ同じ標高まで下ってくると、谷は一層広々とした、ほぼ平らな谷底になります。 これは、氷河特有の地形ですね。 写真から、のどかな雰囲気が伝わってくると思いますが、いかがでしょう? もう、ベッソの岩山しか見えなくなっています。
<町はもうすぐ>
これは、ツィナールの村への最後の橋を渡るところで、村方向を撮影したものです。 右手には、キャンプ場も見えています。
<ツィナールでトレイルマラソン>
ツィナールにもどってみると、丁度トレイル・マラソン大会が開催されていました。 毎年8月中旬に、アニヴィエ谷の入口の町シエール(Sierre, 530m)から、ゴールのツィナール(1680m)までの間を、2000m台の山道を越えて走る山岳コースです。
このツィナール谷奥へのオプションコース、如何でしたでしょうか? オートルートだけでなく、スイス南部ヴァレー(ヴァリス)州には、沢山の素敵なコースがあります。 でも私の場合は、この余韻に浸るよりも、早々にホテルに入り、生ビールを飲んだときの喜びが今でも忘れられません。
2013年03月17日 Posted by matterhorn2 at 19:25 │Comments(0) │オートルートオプション
山が燃えてる グラン・ムーンテ小屋
オートルート(オプション):スイス アニヴィエ谷
グラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet) 秀逸の展望 ~朝夕焼け編~
アニメのハイジで、ハイジが始めてスイスの山々の夕焼けを見て、「山が燃えてる」と叫んだことを覚えていますか?
グラン・ムーンテ小屋での夕方、ツィナールロートホルンがまさに燃えるがごとく、真っ赤になりました。
滞在した日の夕方、最後のドラマが待っていました。 他の山々が夕焼けのピークを終えても、ツィナールロートホルンだけが、残照を浴びて最後の輝きを残していました。 そして、夜9時ごろの日の入り直前、ツィナールロートホルンがピンク色から赤く輝きだしたのです。 何せ、氷河までが数m、山頂も3km弱しかないので、もう目前の目に入る範囲が真っ赤に感じられました。 まさに、燃えてる感じになります。 写真はでは、その大きさを伝えられないのが残念ですね。
この写真は、滞在した日の朝、ダン・ブランシェとグラン・コーニエの山頂に朝日が差した瞬間を捉えたものです。 この日の朝は、日の出前から、目前の氷河の谷が雲海で覆われていました。 このため、ダン・ブランシェとグラン・コーニエが、雲の上に浮かんでいるように見えていました。 でも日の出後、この雲は徐々に消えて行きました。 なので、日中の写真には、雲海はありません。 また、翌日の朝は、始めから全く雲がありませんでした。
なお、ダン・ブランシェとグラン・コーニエは小屋から西寄りにありますので、撮影チャンスは早朝しかありませんね。
ダン・ブランシェに対して、オーバーガーベルホルンは東寄りですので、今度は夕方にしか撮影チャンスがありません。 この写真は、ツィナールロートホルンが赤く染まる前、適度な面積に光線があたっているときに撮影したものです。 少しですが、オレンジ色に色付いています。
ダン・ブランシェが最もかっこ良く見えるのは、早朝です。 日の出から1~2時間たち、朝の斜光線が谷間に差し込んできた時に撮りました。 すり鉢状の地形なので、谷の氷河にまで光線があたるには、少し時間がかかってしまいます。
グラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet) 秀逸の展望 ~朝夕焼け編~
アニメのハイジで、ハイジが始めてスイスの山々の夕焼けを見て、「山が燃えてる」と叫んだことを覚えていますか?
グラン・ムーンテ小屋での夕方、ツィナールロートホルンがまさに燃えるがごとく、真っ赤になりました。
<真っ赤に燃えるツィナールロートホルン>
滞在した日の夕方、最後のドラマが待っていました。 他の山々が夕焼けのピークを終えても、ツィナールロートホルンだけが、残照を浴びて最後の輝きを残していました。 そして、夜9時ごろの日の入り直前、ツィナールロートホルンがピンク色から赤く輝きだしたのです。 何せ、氷河までが数m、山頂も3km弱しかないので、もう目前の目に入る範囲が真っ赤に感じられました。 まさに、燃えてる感じになります。 写真はでは、その大きさを伝えられないのが残念ですね。
<雲上に輝く、夜明けのダン・ブランシェ>
この写真は、滞在した日の朝、ダン・ブランシェとグラン・コーニエの山頂に朝日が差した瞬間を捉えたものです。 この日の朝は、日の出前から、目前の氷河の谷が雲海で覆われていました。 このため、ダン・ブランシェとグラン・コーニエが、雲の上に浮かんでいるように見えていました。 でも日の出後、この雲は徐々に消えて行きました。 なので、日中の写真には、雲海はありません。 また、翌日の朝は、始めから全く雲がありませんでした。
なお、ダン・ブランシェとグラン・コーニエは小屋から西寄りにありますので、撮影チャンスは早朝しかありませんね。
<夕方の光線で輝くオーバーガーベルホルン>
ダン・ブランシェに対して、オーバーガーベルホルンは東寄りですので、今度は夕方にしか撮影チャンスがありません。 この写真は、ツィナールロートホルンが赤く染まる前、適度な面積に光線があたっているときに撮影したものです。 少しですが、オレンジ色に色付いています。
<早朝のダン・ブランシェ>
ダン・ブランシェが最もかっこ良く見えるのは、早朝です。 日の出から1~2時間たち、朝の斜光線が谷間に差し込んできた時に撮りました。 すり鉢状の地形なので、谷の氷河にまで光線があたるには、少し時間がかかってしまいます。
2013年03月15日 Posted by matterhorn2 at 20:25 │Comments(0) │オートルートオプション
超ド級の展望地 グラン・ムーンテ小屋
オートルート(オプション):スイス アニヴィエ谷
グラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet, 2886m)からの展望を紹介ましょう。
ここは、三方向を4000m峰に囲まれた超ド級の展望を味わえる、最高の舞台です。 そして、それら山との距離が3~4km程度、更にそれを囲む氷河に至っては数100mしか離れていません。 もう、本当に目の前なのです。 カメラでは、広角レンズしか使いようが無い感じですね。
小屋は、真北にある岩山ベッソ(Besso)を背後に建っていて、南西方向にダン・ブランシェ(Dent Blanche, 4357m)、南東方向にオーバーガベルホルン(Ober Gabelhorn, 4063m)、そしてほぼ真東にツィナールロートホルン(Zinalrothorn, 4221m)の4000m峰が控え、小屋と山の間には各々の氷河が横たわっています。 でも、小屋の前でこれら3つの氷河が丁度合流し、1つになってツィナールの谷に下ってゆきます。
この雰囲気をお伝えするため、まずは日中の様子をお見せします。 ここには2003年に訪れ、景色を十分堪能するためだけに、わざわざ連泊して滞在しました。 最高の贅沢ですね。
これは、ダン・ブランシェ(左)とグラン・コーニエ(右)を背後にして、グラン・ムーンテ小屋を撮影したものです。 小屋裏の岩山に少し登って撮りました。
いかがでしょう? 小屋のすぐ背後に、ダン・ブランシェが迫っているのが分かると思います。 滞在日、この小屋周囲で、日長のんびり過ごしました。 最高の気分ですね。 無論、ビール片手にです。
これは、別の角度から小屋を撮影したものです。 今度は、オーバーガーベルホルンを背景にしています。
では、小屋前からの3つの高峰をそれぞれ撮ったものをお見せしましょう。
まずは、南西方向です。 名峰ダン・ブランシェ(中央)は、2つの氷河に挟まれています。 左が、デュラン氷河、右がグラン・コーニエ氷河になります。 これらは、小屋前で合流しているのが分かると思います。
次は、南東方向になります。 オーバーガーベルホルンが迫っています。 急峻過ぎて、頂いている氷河が、複雑な形を描いています。 また画面左からは、ムーンテ氷河が流れこんできています。
最後が、真東方向です。 ツィナールロートホルン(左)から比較的なだらかに下っているのが、ムーンテ氷河になります。 真東に位置していますので、ここは夕方の光線に期待したくなります。
グラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet, 2886m)からの展望を紹介ましょう。
ここは、三方向を4000m峰に囲まれた超ド級の展望を味わえる、最高の舞台です。 そして、それら山との距離が3~4km程度、更にそれを囲む氷河に至っては数100mしか離れていません。 もう、本当に目の前なのです。 カメラでは、広角レンズしか使いようが無い感じですね。
小屋は、真北にある岩山ベッソ(Besso)を背後に建っていて、南西方向にダン・ブランシェ(Dent Blanche, 4357m)、南東方向にオーバーガベルホルン(Ober Gabelhorn, 4063m)、そしてほぼ真東にツィナールロートホルン(Zinalrothorn, 4221m)の4000m峰が控え、小屋と山の間には各々の氷河が横たわっています。 でも、小屋の前でこれら3つの氷河が丁度合流し、1つになってツィナールの谷に下ってゆきます。
この雰囲気をお伝えするため、まずは日中の様子をお見せします。 ここには2003年に訪れ、景色を十分堪能するためだけに、わざわざ連泊して滞在しました。 最高の贅沢ですね。
<グラン・ムーンテ小屋とダン・ブランシェ>
これは、ダン・ブランシェ(左)とグラン・コーニエ(右)を背後にして、グラン・ムーンテ小屋を撮影したものです。 小屋裏の岩山に少し登って撮りました。
いかがでしょう? 小屋のすぐ背後に、ダン・ブランシェが迫っているのが分かると思います。 滞在日、この小屋周囲で、日長のんびり過ごしました。 最高の気分ですね。 無論、ビール片手にです。
<グラン・ムーンテ小屋とオーバーガーベルホルン>
これは、別の角度から小屋を撮影したものです。 今度は、オーバーガーベルホルンを背景にしています。
では、小屋前からの3つの高峰をそれぞれ撮ったものをお見せしましょう。
<ダン・ブランシェ、グラン・コーニエと氷河群>
まずは、南西方向です。 名峰ダン・ブランシェ(中央)は、2つの氷河に挟まれています。 左が、デュラン氷河、右がグラン・コーニエ氷河になります。 これらは、小屋前で合流しているのが分かると思います。
<迫るオーバーガーベルホルン>
次は、南東方向になります。 オーバーガーベルホルンが迫っています。 急峻過ぎて、頂いている氷河が、複雑な形を描いています。 また画面左からは、ムーンテ氷河が流れこんできています。
<ツィナールロートホルンとムーンテ氷河>
最後が、真東方向です。 ツィナールロートホルン(左)から比較的なだらかに下っているのが、ムーンテ氷河になります。 真東に位置していますので、ここは夕方の光線に期待したくなります。
2013年03月12日 Posted by matterhorn2 at 20:19 │Comments(0) │オートルートオプション
超ド級の展望 グラン・ムーンテ小屋
オートルート(オプション):スイス アニヴィエ谷
グラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet, 2886m)からの展望を紹介ましょう。
ここは、三方向を4000m峰に囲まれた超ド級の展望を味わえる、最高の舞台です。 そして、それら山との距離が3~4km程度、更にそれを囲む氷河に至っては数100mしか離れていません。 もう、本当に目の前なのです。 カメラでは、広角レンズしか使いようが無い感じですね。
小屋は、真北にある岩山ベッソ(Besso)を背後に建っていて、南西方向にダン・ブランシェ(Dent Blanche, 4357m)、南東方向にオーバーガベルホルン(Ober Gabelhorn, 4063m)、そしてほぼ真東にツィナールロートホルン(Zinalrothorn, 4221m)の4000m峰が控え、小屋と山の間には各々の氷河が横たわっています。 でも、小屋の前でこれら3つの氷河が丁度合流し、1つになってツィナールの谷に下ってゆきます。
この雰囲気をお伝えするため、まずは日中の様子をお見せします。 ここには2003年に訪れ、景色を十分堪能するためだけに、わざわざ連泊して滞在しました。 最高の贅沢ですね。
これは、ダン・ブランシェ(左)とグラン・コーニエ(右)を背後にして、グラン・ムーンテ小屋を撮影したものです。 小屋裏の岩山に少し登って撮りました。
いかがでしょう? 小屋のすぐ背後に、ダン・ブランシェが迫っているのが分かると思います。 滞在日、この小屋周囲で、日長のんびり過ごしました。 最高の気分ですね。 無論、ビール片手にです。
これは、別の角度から小屋を撮影したものです。 今度は、オーバーガーベルホルンを背景にしています。
では、小屋前からの3つの高峰をそれぞれ撮ったものをお見せしましょう。
まずは、南西方向です。 名峰ダン・ブランシェ(中央)は、2つの氷河に挟まれています。 左が、デュラン氷河、右がグラン・コーニエ氷河になります。 これらは、小屋前で合流しているのが分かると思います。
次は、南東方向になります。 オーバーガーベルホルンが迫っています。 急峻過ぎて、頂いている氷河が、複雑な形を描いています。 また画面左からは、ムーンテ氷河が流れこんできています。
最後が、真東方向です。 ツィナールロートホルン(左)から比較的なだらかに下っているのが、ムーンテ氷河になります。 真東に位置していますので、ここは夕方の光線に期待したくなります。
グラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet, 2886m)からの展望を紹介ましょう。
ここは、三方向を4000m峰に囲まれた超ド級の展望を味わえる、最高の舞台です。 そして、それら山との距離が3~4km程度、更にそれを囲む氷河に至っては数100mしか離れていません。 もう、本当に目の前なのです。 カメラでは、広角レンズしか使いようが無い感じですね。
小屋は、真北にある岩山ベッソ(Besso)を背後に建っていて、南西方向にダン・ブランシェ(Dent Blanche, 4357m)、南東方向にオーバーガベルホルン(Ober Gabelhorn, 4063m)、そしてほぼ真東にツィナールロートホルン(Zinalrothorn, 4221m)の4000m峰が控え、小屋と山の間には各々の氷河が横たわっています。 でも、小屋の前でこれら3つの氷河が丁度合流し、1つになってツィナールの谷に下ってゆきます。
この雰囲気をお伝えするため、まずは日中の様子をお見せします。 ここには2003年に訪れ、景色を十分堪能するためだけに、わざわざ連泊して滞在しました。 最高の贅沢ですね。
<グラン・ムーンテ小屋とダン・ブランシェ>
これは、ダン・ブランシェ(左)とグラン・コーニエ(右)を背後にして、グラン・ムーンテ小屋を撮影したものです。 小屋裏の岩山に少し登って撮りました。
いかがでしょう? 小屋のすぐ背後に、ダン・ブランシェが迫っているのが分かると思います。 滞在日、この小屋周囲で、日長のんびり過ごしました。 最高の気分ですね。 無論、ビール片手にです。
<グラン・ムーンテ小屋とオーバーガーベルホルン>
これは、別の角度から小屋を撮影したものです。 今度は、オーバーガーベルホルンを背景にしています。
では、小屋前からの3つの高峰をそれぞれ撮ったものをお見せしましょう。
<ダン・ブランシェ、グラン・コーニエと氷河群>
まずは、南西方向です。 名峰ダン・ブランシェ(中央)は、2つの氷河に挟まれています。 左が、デュラン氷河、右がグラン・コーニエ氷河になります。 これらは、小屋前で合流しているのが分かると思います。
<迫るオーバーガーベルホルン>
次は、南東方向になります。 オーバーガーベルホルンが迫っています。 急峻過ぎて、頂いている氷河が、複雑な形を描いています。 また画面左からは、ムーンテ氷河が流れこんできています。
<ツィナールロートホルンとムーンテ氷河>
最後が、真東方向です。 ツィナールロートホルン(左)から比較的なだらかに下っているのが、ムーンテ氷河になります。 真東に位置していますので、ここは夕方の光線に期待したくなります。
2013年03月12日 Posted by matterhorn2 at 20:17 │Comments(0) │オートルートオプション
羊のお出迎え グラン・ムーンテ小屋へ
オートルート(オプション):スイス アニヴィエ谷
いよいよ、核心のグラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet, 2886m)へ
プチ・ムーンテ小屋からは、一端谷底(1900m)へ下ってから、再び対岸を一気に登って行きます。 標高差は、ほぼ1000mです。 ではまず、グラン・ムーンテ小屋へ着くまでの様子を紹介しましょう。
右手にグラン・コーニエを見ながら、登山道を登ってゆくと、突然羊の群れが出迎えてくれました。 羊さんの方が、びっくりしたのでしょう。 一斉にこちらを見つめてくれました。 ちょうどそのとき、右手にあるグラン・コーニエが、雲間から顔を出してくれました。
グラン・ムーンテ小屋へ登る途中から、ツィナールの谷を見下ろしてみました。 ツィナールの町は、遥か遠くに見えます。 また、左下に見える登山道が、プチ・ムーンテ小屋からの下り道です。
プチ・ムーンテ小屋からは、谷奥の山としては、グラン・コーニエしか見えませんでしたが、実はこのコーニエの真裏に、名峰ダン・ブランシェが隠れています。 登山道を谷奥へ進むにつれて、グラン・コーニエ(右側)の背後から、このダン・ブランシェ(左側)が顔を出してくれました。 ようやく、アニヴィエ谷の主峰に出会えたという感じです。
下に見える谷底のの氷河は、ツィナール氷河になります。 まだここからは、岩屑で覆われていて、黒くしか見えませんね。
いよいよ、核心のグラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet, 2886m)へ
プチ・ムーンテ小屋からは、一端谷底(1900m)へ下ってから、再び対岸を一気に登って行きます。 標高差は、ほぼ1000mです。 ではまず、グラン・ムーンテ小屋へ着くまでの様子を紹介しましょう。
<羊のお出迎え>
右手にグラン・コーニエを見ながら、登山道を登ってゆくと、突然羊の群れが出迎えてくれました。 羊さんの方が、びっくりしたのでしょう。 一斉にこちらを見つめてくれました。 ちょうどそのとき、右手にあるグラン・コーニエが、雲間から顔を出してくれました。
<ツィナール谷全貌>
グラン・ムーンテ小屋へ登る途中から、ツィナールの谷を見下ろしてみました。 ツィナールの町は、遥か遠くに見えます。 また、左下に見える登山道が、プチ・ムーンテ小屋からの下り道です。
<ダン・ブランシェ登場>
プチ・ムーンテ小屋からは、谷奥の山としては、グラン・コーニエしか見えませんでしたが、実はこのコーニエの真裏に、名峰ダン・ブランシェが隠れています。 登山道を谷奥へ進むにつれて、グラン・コーニエ(右側)の背後から、このダン・ブランシェ(左側)が顔を出してくれました。 ようやく、アニヴィエ谷の主峰に出会えたという感じです。
下に見える谷底のの氷河は、ツィナール氷河になります。 まだここからは、岩屑で覆われていて、黒くしか見えませんね。
2013年03月11日 Posted by matterhorn2 at 21:17 │Comments(0) │オートルートオプション
羊がお出迎え グラン・ムーンテ小屋へ
オートルート(オプション):スイス アニヴィエ谷
いよいよ、核心のグラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet, 2886m)へ
プチ・ムーンテ小屋からは、一端谷底(1900m)へ下ってから、再び対岸を一気に登って行きます。 標高差は、ほぼ1000mです。 ではまず、グラン・ムーンテ小屋へ着くまでの様子を紹介しましょう。
右手にグラン・コーニエを見ながら、登山道を登ってゆくと、突然羊の群れが出迎えてくれました。 羊さんの方が、びっくりしたのでしょう。 一斉にこちらを見つめてくれました。 ちょうどそのとき、右手にあるグラン・コーニエが、雲間から顔を出してくれました。
グラン・ムーンテ小屋へ登る途中から、ツィナールの谷を見下ろしてみました。 ツィナールの町は、遥か遠くに見えます。 また、左下に見える登山道が、プチ・ムーンテ小屋からの下り道です。
プチ・ムーンテ小屋からは、谷奥の山としては、グラン・コーニエしか見えませんでしたが、実はこのコーニエの真裏に、名峰ダン・ブランシェが隠れています。 登山道を谷奥へ進むにつれて、グラン・コーニエ(右側)の背後から、このダン・ブランシェ(左側)が顔を出してくれました。 ようやく、アニヴィエ谷の主峰に出会えたという感じです。
下に見える谷底のの氷河は、ツィナール氷河になります。 まだここからは、岩屑で覆われていて、黒くしか見えませんね。
いよいよ、核心のグラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet, 2886m)へ
プチ・ムーンテ小屋からは、一端谷底(1900m)へ下ってから、再び対岸を一気に登って行きます。 標高差は、ほぼ1000mです。 ではまず、グラン・ムーンテ小屋へ着くまでの様子を紹介しましょう。
<羊のお出迎え>
右手にグラン・コーニエを見ながら、登山道を登ってゆくと、突然羊の群れが出迎えてくれました。 羊さんの方が、びっくりしたのでしょう。 一斉にこちらを見つめてくれました。 ちょうどそのとき、右手にあるグラン・コーニエが、雲間から顔を出してくれました。
<ツィナール谷全貌>
グラン・ムーンテ小屋へ登る途中から、ツィナールの谷を見下ろしてみました。 ツィナールの町は、遥か遠くに見えます。 また、左下に見える登山道が、プチ・ムーンテ小屋からの下り道です。
<ダン・ブランシェ登場>
プチ・ムーンテ小屋からは、谷奥の山としては、グラン・コーニエしか見えませんでしたが、実はこのコーニエの真裏に、名峰ダン・ブランシェが隠れています。 登山道を谷奥へ進むにつれて、グラン・コーニエ(右側)の背後から、このダン・ブランシェ(左側)が顔を出してくれました。 ようやく、アニヴィエ谷の主峰に出会えたという感じです。
下に見える谷底のの氷河は、ツィナール氷河になります。 まだここからは、岩屑で覆われていて、黒くしか見えませんね。
2013年03月11日 Posted by matterhorn2 at 21:06 │Comments(0) │オートルートオプション
赤壁ワイズホルン プチ・ムーンテ小屋から
オートルート(オプション):スイス アニヴィエ谷
プチ・ムーンテ小屋(Cabane du Petit Mountet, 2142m)からの展望を。
小屋からは、谷を挟んで真正面にワイズホルン西壁が見えます。 でもこのワイズホルンは、その名の「白い角」とは違い、ここからは、かなり大きな黒っぽい岩壁にしか見えません。
ワイズホルン(Wiesshorn, 4506m)は、実はほぼ三角錐状の形をしていて、今見せている西壁の他に、あとは北東壁と南東壁があります。 「白い」の由来は、この北東壁が頂上まできれいな氷河に覆われていて、真白に見えるからであろうと思われます。 残りの南東壁は、岩と氷河で半々という感じで、これはツェルマットで有名な展望地ゴルナーグラットからよく見ることができますね。 いずれ、この真っ白に見える山容を別途紹介します。
では、このワイズホルン西壁の輝きをお見せしましょう。
日没直前に、最高のドラマが訪れました。
この日の夕焼けは、はじめは赤くならずに途中で終わったため、一端諦めかけたのですが、日没直前に本当のドラマが訪れました。 おそらく、一端太陽が雲に隠れたためのようでした。
一度暗くなった西壁が、突如真っ赤になったのです。 とても興奮しました。
小屋到着時は、雲に覆われていたワイズホルンが、夕食後の午後8時ごろ、ついに全貌を現しました。
夕焼けになる前、谷全体に午後の遅い光線があたり、いい感じになっています。 こちら側から見るワイズホルンは、氷河が少ないため、やはり白いというよりは、黒い山に見えます。
翌日、週発前、小屋から谷奥を眺めたものです。
上方の白いピークは、グラン・コーニエになり、左手にツィナール氷河の谷が見えます。グラン・ムーンテ小屋へは、この氷河の谷の対岸を登ってゆくことになります。 そして、小屋は左手の岩壁を左に回った裏側辺りにあります。
プチ・ムーンテ小屋(Cabane du Petit Mountet, 2142m)からの展望を。
小屋からは、谷を挟んで真正面にワイズホルン西壁が見えます。 でもこのワイズホルンは、その名の「白い角」とは違い、ここからは、かなり大きな黒っぽい岩壁にしか見えません。
ワイズホルン(Wiesshorn, 4506m)は、実はほぼ三角錐状の形をしていて、今見せている西壁の他に、あとは北東壁と南東壁があります。 「白い」の由来は、この北東壁が頂上まできれいな氷河に覆われていて、真白に見えるからであろうと思われます。 残りの南東壁は、岩と氷河で半々という感じで、これはツェルマットで有名な展望地ゴルナーグラットからよく見ることができますね。 いずれ、この真っ白に見える山容を別途紹介します。
では、このワイズホルン西壁の輝きをお見せしましょう。
<赤壁ワイズホルン>
日没直前に、最高のドラマが訪れました。
この日の夕焼けは、はじめは赤くならずに途中で終わったため、一端諦めかけたのですが、日没直前に本当のドラマが訪れました。 おそらく、一端太陽が雲に隠れたためのようでした。
一度暗くなった西壁が、突如真っ赤になったのです。 とても興奮しました。
<輝くワイズホルン>
小屋到着時は、雲に覆われていたワイズホルンが、夕食後の午後8時ごろ、ついに全貌を現しました。
夕焼けになる前、谷全体に午後の遅い光線があたり、いい感じになっています。 こちら側から見るワイズホルンは、氷河が少ないため、やはり白いというよりは、黒い山に見えます。
<小屋裏から谷奥展望>
翌日、週発前、小屋から谷奥を眺めたものです。
上方の白いピークは、グラン・コーニエになり、左手にツィナール氷河の谷が見えます。グラン・ムーンテ小屋へは、この氷河の谷の対岸を登ってゆくことになります。 そして、小屋は左手の岩壁を左に回った裏側辺りにあります。
2013年03月10日 Posted by matterhorn2 at 16:08 │Comments(0) │オートルートオプション
赤壁ワイズホルン プチ・ムーンテ小屋から
オートルート(オプション):スイス アニヴィエ谷
プチ・ムーンテ小屋(Cabane du Petit Mountet, 2142m)からの展望を。
小屋からは、谷を挟んで真正面にワイズホルン西壁が見えます。 でもこのワイズホルンは、その名の「白い角」とは違い、ここからは、かなり大きな黒っぽい岩壁にしか見えません。
ワイズホルン(Wiesshorn, 4506m)は、実はほぼ三角錐状の形をしていて、今見せている西壁の他に、あとは北東壁と南東壁があります。 「白い」の由来は、この北東壁が頂上まできれいな氷河に覆われていて、真白に見えるからであろうと思われます。 残りの南東壁は、岩と氷河で半々という感じで、これはツェルマットで有名な展望地ゴルナーグラットからよく見ることができますね。 いずれ、この真っ白に見える山容を別途紹介します。
では、このワイズホルン西壁の輝きをお見せしましょう。
日没直前に、最高のドラマが訪れました。
この日の夕焼けは、はじめは赤くならずに途中で終わったため、一端諦めかけたのですが、日没直前に本当のドラマが訪れました。 おそらく、一端太陽が雲に隠れたためのようでした。
一度暗くなった西壁が、突如真っ赤になったのです。 とても興奮しました。
小屋到着時は、雲に覆われていたワイズホルンが、夕食後の午後8時ごろ、ついに全貌を現しました。
夕焼けになる前、谷全体に午後の遅い光線があたり、いい感じになっています。 こちら側から見るワイズホルンは、氷河が少ないため、やはり白いというよりは、黒い山に見えます。
翌日、週発前、小屋から谷奥を眺めたものです。
上方の白いピークは、グラン・コーニエになり、左手にツィナール氷河の谷が見えます。グラン・ムーンテ小屋へは、この氷河の谷の対岸を登ってゆくことになります。 そして、小屋は左手の岩壁を左に回った裏側辺りにあります。
プチ・ムーンテ小屋(Cabane du Petit Mountet, 2142m)からの展望を。
小屋からは、谷を挟んで真正面にワイズホルン西壁が見えます。 でもこのワイズホルンは、その名の「白い角」とは違い、ここからは、かなり大きな黒っぽい岩壁にしか見えません。
ワイズホルン(Wiesshorn, 4506m)は、実はほぼ三角錐状の形をしていて、今見せている西壁の他に、あとは北東壁と南東壁があります。 「白い」の由来は、この北東壁が頂上まできれいな氷河に覆われていて、真白に見えるからであろうと思われます。 残りの南東壁は、岩と氷河で半々という感じで、これはツェルマットで有名な展望地ゴルナーグラットからよく見ることができますね。 いずれ、この真っ白に見える山容を別途紹介します。
では、このワイズホルン西壁の輝きをお見せしましょう。
<赤壁ワイズホルン>
日没直前に、最高のドラマが訪れました。
この日の夕焼けは、はじめは赤くならずに途中で終わったため、一端諦めかけたのですが、日没直前に本当のドラマが訪れました。 おそらく、一端太陽が雲に隠れたためのようでした。
一度暗くなった西壁が、突如真っ赤になったのです。 とても興奮しました。
<輝くワイズホルン>
小屋到着時は、雲に覆われていたワイズホルンが、夕食後の午後8時ごろ、ついに全貌を現しました。
夕焼けになる前、谷全体に午後の遅い光線があたり、いい感じになっています。 こちら側から見るワイズホルンは、氷河が少ないため、やはり白いというよりは、黒い山に見えます。
<小屋裏から谷奥展望>
翌日、週発前、小屋から谷奥を眺めたものです。
上方の白いピークは、グラン・コーニエになり、左手にツィナール氷河の谷が見えます。グラン・ムーンテ小屋へは、この氷河の谷の対岸を登ってゆくことになります。 そして、小屋は左手の岩壁を左に回った裏側辺りにあります。
2013年03月10日 Posted by matterhorn2 at 10:00 │Comments(0) │オートルートオプション
ワイズホルンを正面に プチ・ムーンテ小屋
オートルート(オプション):スイス アニヴィエ谷
では、プチ・ムーンテ小屋(Cabane du Petit Mountet)を紹介します。
ここに載せた写真は、2度目に訪れたときのものですが、ここへ始めて行ったのは、2003年でした。 オートルート踏破よりも、ツィナール谷奥への興味が大きくなり、この小屋を訪れたのです。
当時、小屋は建て替えの最中で、それを知らずに行ってしまいました。 大雨の中、仮設小屋の前で、何と常設テントで寝泊まりしたのを覚えています。 泊り客は私だけで、寒いテントの中で3コースの食事をとったのを覚えています。 外はかなりの雨で、このときは食事をする以外、何もできなかったですね。
プチ・ムーンテ小屋からは、何といってもワイズホルンの眺めが秀逸です。 ワイズホルンから下ってきている谷に対して正面に建っているので、小屋からはこの谷全体が見わたせることになります。
ただし、到着したときは、雲が広がり、残念ながらワイズホルン山頂を隠していました。 でも、この雲は、午後遅くには徐々に消えていきました。
この写真は、早朝出発前に、小屋前で撮ったものです。 翌日は、快晴に恵まれました。 また、行く元気が出てきます。
ちなみに背後の山は、ツィナール谷奥のグラン・コーニエ(Grand Cornier, 3962m)になります。
また、小屋手前のベンチで、ワイズホルンの夕焼けを撮りました。 ちょうど良い場所でした。
このときの写真は次回に。。。
では、プチ・ムーンテ小屋(Cabane du Petit Mountet)を紹介します。
ここに載せた写真は、2度目に訪れたときのものですが、ここへ始めて行ったのは、2003年でした。 オートルート踏破よりも、ツィナール谷奥への興味が大きくなり、この小屋を訪れたのです。
当時、小屋は建て替えの最中で、それを知らずに行ってしまいました。 大雨の中、仮設小屋の前で、何と常設テントで寝泊まりしたのを覚えています。 泊り客は私だけで、寒いテントの中で3コースの食事をとったのを覚えています。 外はかなりの雨で、このときは食事をする以外、何もできなかったですね。
<プチ・ムーンテ小屋とワイズホルンの谷>
プチ・ムーンテ小屋からは、何といってもワイズホルンの眺めが秀逸です。 ワイズホルンから下ってきている谷に対して正面に建っているので、小屋からはこの谷全体が見わたせることになります。
ただし、到着したときは、雲が広がり、残念ながらワイズホルン山頂を隠していました。 でも、この雲は、午後遅くには徐々に消えていきました。
<プチ・ムーンテ小屋前にて>
この写真は、早朝出発前に、小屋前で撮ったものです。 翌日は、快晴に恵まれました。 また、行く元気が出てきます。
ちなみに背後の山は、ツィナール谷奥のグラン・コーニエ(Grand Cornier, 3962m)になります。
また、小屋手前のベンチで、ワイズホルンの夕焼けを撮りました。 ちょうど良い場所でした。
このときの写真は次回に。。。
2013年03月09日 Posted by matterhorn2 at 09:03 │Comments(0) │オートルートオプション
ワイズホルンを正面に プチ・ムーンテ小屋
オートルート(オプション):スイス アニヴィエ谷
では、プチ・ムーンテ小屋(Cabane du Petit Mountet)を紹介します。
ここに載せた写真は、2度目に訪れたときのものですが、ここへ始めて行ったのは、2003年でした。 オートルート踏破よりも、ツィナール谷奥への興味が大きくなり、この小屋を訪れたのです。
当時、小屋は建て替えの最中で、それを知らずに行ってしまいました。 大雨の中、仮設小屋の前で、何と常設テントで寝泊まりしたのを覚えています。 泊り客は私だけで、寒いテントの中で3コースの食事をとったのを覚えています。 外はかなりの雨で、このときは食事をする以外、何もできなかったですね。
プチ・ムーンテ小屋からは、何といってもワイズホルンの眺めが秀逸です。 ワイズホルンから下ってきている谷に対して正面に建っているので、小屋からはこの谷全体が見わたせることになります。
ただし、到着したときは、雲が広がり、残念ながらワイズホルン山頂を隠していました。 でも、この雲は、午後遅くには徐々に消えていきました。
この写真は、早朝出発前に、小屋前で撮ったものです。 翌日は、快晴に恵まれました。 また、行く元気が出てきます。
ちなみに背後の山は、ツィナール谷奥のグラン・コーニエ(Grand Cornier, 3962m)になります。
また、小屋手前のベンチで、ワイズホルンの夕焼けを撮りました。 ちょうど良い場所でした。
このときの写真は次回に。。。
では、プチ・ムーンテ小屋(Cabane du Petit Mountet)を紹介します。
ここに載せた写真は、2度目に訪れたときのものですが、ここへ始めて行ったのは、2003年でした。 オートルート踏破よりも、ツィナール谷奥への興味が大きくなり、この小屋を訪れたのです。
当時、小屋は建て替えの最中で、それを知らずに行ってしまいました。 大雨の中、仮設小屋の前で、何と常設テントで寝泊まりしたのを覚えています。 泊り客は私だけで、寒いテントの中で3コースの食事をとったのを覚えています。 外はかなりの雨で、このときは食事をする以外、何もできなかったですね。
<プチ・ムーンテ小屋とワイズホルンの谷>
プチ・ムーンテ小屋からは、何といってもワイズホルンの眺めが秀逸です。 ワイズホルンから下ってきている谷に対して正面に建っているので、小屋からはこの谷全体が見わたせることになります。
ただし、到着したときは、雲が広がり、残念ながらワイズホルン山頂を隠していました。 でも、この雲は、午後遅くには徐々に消えていきました。
<プチ・ムーンテ小屋前にて>
この写真は、早朝出発前に、小屋前で撮ったものです。 翌日は、快晴に恵まれました。 また、行く元気が出てきます。
ちなみに背後の山は、ツィナール谷奥のグラン・コーニエ(Grand Cornier, 3962m)になります。
また、小屋手前のベンチで、ワイズホルンの夕焼けを撮りました。 ちょうど良い場所でした。
このときの写真は次回に。。。
2013年03月09日 Posted by matterhorn2 at 09:03 │Comments(0) │オートルートオプション
高峰迫る魅惑的なツィナール谷奥へ
オートルート(オプション):スイス アニヴィエ谷
オートルートのコースとしては、完全なオプションになるのですが、ツィナール谷奥にも素敵な山小屋があります。
ツィナール谷をこのまま通り過ぎるのは何とももったいないです。
地図で見ると、ツィナール谷奥には、一般道として行ける山小屋が4つあります。 プチ・ムーンテ小屋と、グラン・ムーンテ小屋、トラキュイ小屋、アルピテッテ小屋です。 この中で、比較的容易に行けて、かつ眺望のよさそうな前者2つに行ってみました。 特に、グラン・ムーンテ小屋は、三方を4000m級の山々に囲まれた円形劇場のような場所にあり、最高の眺めが期待できそうなのです。
下記に、スイス南部アニヴィエ谷の概略図(薄緑の部分がアニヴィエ谷)を示します。
ほぼ中央にツィナール(Zinal)があり、この南にプチ・ムーンテ小屋(Cabane du Petit Mountet)と、グラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet)があります。
プチ・ムーンテ小屋がワイズホルンのほぼ真西に、グラン・ムーンテ小屋は高峰群に囲まれた谷最奥にあることがわかると思います。 なお、赤い破線のコースが、これから紹介するオプションコースになります。
まずは、プチ・ムーンテ小屋へ
プチ・ムーンテ小屋は、ソルボワ展望台から好展望のパノラマ道を南下し、小屋で休憩後ツィナールに戻ってくる、手軽なハイキングコースとして利用されています。 なので、同じコースをたどりましょう。
写真は、ソルボア展望台近くの登山道からのパノラマビューです。 左から、ワイズホルン(Weisshorn, 4506m)、ツィナールロートホルン(Zinalrothorn, 4221m)、オーバー・ガーベルホルン(Ober Garbelhorn, 4063m)になります。 早朝だと、ワイズホルンが完全に逆光で見難いので、今度は午後に撮影しています。 でも、やはり雲が多くなってしまいましたね。
谷奥のプチ・ムーンテ小屋へ向かうパノラマ道の様子です。 左手に高峰を眺めながら、写真のような道を歩いて行きます。 晴れていれば、気分爽快です。
プチ・ムーンテ小屋に近づくと、奥の山々が氷河と共に迫ってきます。 マッターホルン(中央やや右)は遠いので、角の部分が黒く見えているだけですね。 その右側の山がより目立ちますが、ツィナール峰(Pte. de Zinal, 3789m)で、4000m峰ではありません。
グラン・ムーンテ小屋は、何と前方左寄りの高峰群の氷河のたもとにあります。
オートルートのコースとしては、完全なオプションになるのですが、ツィナール谷奥にも素敵な山小屋があります。
ツィナール谷をこのまま通り過ぎるのは何とももったいないです。
地図で見ると、ツィナール谷奥には、一般道として行ける山小屋が4つあります。 プチ・ムーンテ小屋と、グラン・ムーンテ小屋、トラキュイ小屋、アルピテッテ小屋です。 この中で、比較的容易に行けて、かつ眺望のよさそうな前者2つに行ってみました。 特に、グラン・ムーンテ小屋は、三方を4000m級の山々に囲まれた円形劇場のような場所にあり、最高の眺めが期待できそうなのです。
下記に、スイス南部アニヴィエ谷の概略図(薄緑の部分がアニヴィエ谷)を示します。
<アニヴィエ谷の地図>
ほぼ中央にツィナール(Zinal)があり、この南にプチ・ムーンテ小屋(Cabane du Petit Mountet)と、グラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet)があります。
プチ・ムーンテ小屋がワイズホルンのほぼ真西に、グラン・ムーンテ小屋は高峰群に囲まれた谷最奥にあることがわかると思います。 なお、赤い破線のコースが、これから紹介するオプションコースになります。
まずは、プチ・ムーンテ小屋へ
プチ・ムーンテ小屋は、ソルボワ展望台から好展望のパノラマ道を南下し、小屋で休憩後ツィナールに戻ってくる、手軽なハイキングコースとして利用されています。 なので、同じコースをたどりましょう。
<ソルボア付近の登山道から>
写真は、ソルボア展望台近くの登山道からのパノラマビューです。 左から、ワイズホルン(Weisshorn, 4506m)、ツィナールロートホルン(Zinalrothorn, 4221m)、オーバー・ガーベルホルン(Ober Garbelhorn, 4063m)になります。 早朝だと、ワイズホルンが完全に逆光で見難いので、今度は午後に撮影しています。 でも、やはり雲が多くなってしまいましたね。
<パノラマ道から谷奥の山々>
谷奥のプチ・ムーンテ小屋へ向かうパノラマ道の様子です。 左手に高峰を眺めながら、写真のような道を歩いて行きます。 晴れていれば、気分爽快です。
<プチ・ムーンテ小屋付近の登山道から>
プチ・ムーンテ小屋に近づくと、奥の山々が氷河と共に迫ってきます。 マッターホルン(中央やや右)は遠いので、角の部分が黒く見えているだけですね。 その右側の山がより目立ちますが、ツィナール峰(Pte. de Zinal, 3789m)で、4000m峰ではありません。
グラン・ムーンテ小屋は、何と前方左寄りの高峰群の氷河のたもとにあります。
2013年03月08日 Posted by matterhorn2 at 08:52 │Comments(0) │オートルートオプション
高峰迫る魅惑的なツィナール谷奥へ
オートルート(オプション):スイス アニヴィエ谷
オートルートのコースとしては、完全なオプションになるのですが、ツィナール谷奥にも素敵な山小屋があります。
ツィナール谷をこのまま通り過ぎるのは何とももったいないです。
地図で見ると、ツィナール谷奥には、一般道として行ける山小屋が4つあります。 プチ・ムーンテ小屋と、グラン・ムーンテ小屋、トラキュイ小屋、アルピテッテ小屋です。 この中で、比較的容易に行けて、かつ眺望のよさそうな前者2つに行ってみました。 特に、グラン・ムーンテ小屋は、三方を4000m級の山々に囲まれた円形劇場のような場所にあり、最高の眺めが期待できそうなのです。
下記に、スイス南部アニヴィエ谷の概略図(薄緑の部分がアニヴィエ谷)を示します。
ほぼ中央にツィナール(Zinal)があり、この南にプチ・ムーンテ小屋(Cabane du Petit Mountet)と、グラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet)があります。
プチ・ムーンテ小屋がワイズホルンのほぼ真西に、グラン・ムーンテ小屋は高峰群に囲まれた谷最奥にあることがわかると思います。 なお、赤い破線のコースが、これから紹介するオプションコースになります。
まずは、プチ・ムーンテ小屋へ
プチ・ムーンテ小屋は、ソルボワ展望台から好展望のパノラマ道を南下し、小屋で休憩後ツィナールに戻ってくる、手軽なハイキングコースとして利用されています。 なので、同じコースをたどりましょう。
写真は、ソルボア展望台近くの登山道からのパノラマビューです。 左から、ワイズホルン(Weisshorn, 4506m)、ツィナールロートホルン(Zinalrothorn, 4221m)、オーバー・ガーベルホルン(Ober Garbelhorn, 4063m)になります。 早朝だと、ワイズホルンが完全に逆光で見難いので、今度は午後に撮影しています。 でも、やはり雲が多くなってしまいましたね。
谷奥のプチ・ムーンテ小屋へ向かうパノラマ道の様子です。 左手に高峰を眺めながら、写真のような道を歩いて行きます。 晴れていれば、気分爽快です。
プチ・ムーンテ小屋に近づくと、奥の山々が氷河と共に迫ってきます。 マッターホルン(中央やや右)は遠いので、角の部分が黒く見えているだけですね。 その右側の山がより目立ちますが、ツィナール峰(Pte. de Zinal, 3789m)で、4000m峰ではありません。
グラン・ムーンテ小屋は、何と前方左寄りの高峰群の氷河のたもとにあります。
オートルートのコースとしては、完全なオプションになるのですが、ツィナール谷奥にも素敵な山小屋があります。
ツィナール谷をこのまま通り過ぎるのは何とももったいないです。
地図で見ると、ツィナール谷奥には、一般道として行ける山小屋が4つあります。 プチ・ムーンテ小屋と、グラン・ムーンテ小屋、トラキュイ小屋、アルピテッテ小屋です。 この中で、比較的容易に行けて、かつ眺望のよさそうな前者2つに行ってみました。 特に、グラン・ムーンテ小屋は、三方を4000m級の山々に囲まれた円形劇場のような場所にあり、最高の眺めが期待できそうなのです。
下記に、スイス南部アニヴィエ谷の概略図(薄緑の部分がアニヴィエ谷)を示します。
<アニヴィエ谷の地図>
ほぼ中央にツィナール(Zinal)があり、この南にプチ・ムーンテ小屋(Cabane du Petit Mountet)と、グラン・ムーンテ小屋(Cabane du Grand Mountet)があります。
プチ・ムーンテ小屋がワイズホルンのほぼ真西に、グラン・ムーンテ小屋は高峰群に囲まれた谷最奥にあることがわかると思います。 なお、赤い破線のコースが、これから紹介するオプションコースになります。
まずは、プチ・ムーンテ小屋へ
プチ・ムーンテ小屋は、ソルボワ展望台から好展望のパノラマ道を南下し、小屋で休憩後ツィナールに戻ってくる、手軽なハイキングコースとして利用されています。 なので、同じコースをたどりましょう。
<ソルボア付近の登山道から>
写真は、ソルボア展望台近くの登山道からのパノラマビューです。 左から、ワイズホルン(Weisshorn, 4506m)、ツィナールロートホルン(Zinalrothorn, 4221m)、オーバー・ガーベルホルン(Ober Garbelhorn, 4063m)になります。 早朝だと、ワイズホルンが完全に逆光で見難いので、今度は午後に撮影しています。 でも、やはり雲が多くなってしまいましたね。
<パノラマ道から谷奥の山々>
谷奥のプチ・ムーンテ小屋へ向かうパノラマ道の様子です。 左手に高峰を眺めながら、写真のような道を歩いて行きます。 晴れていれば、気分爽快です。
<プチ・ムーンテ小屋付近の登山道から>
プチ・ムーンテ小屋に近づくと、奥の山々が氷河と共に迫ってきます。 マッターホルン(中央やや右)は遠いので、角の部分が黒く見えているだけですね。 その右側の山がより目立ちますが、ツィナール峰(Pte. de Zinal, 3789m)で、4000m峰ではありません。
グラン・ムーンテ小屋は、何と前方左寄りの高峰群の氷河のたもとにあります。