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その名もヨーロッパ道を行く(2)
オートルート: スイス マッター谷
急峻な山腹につけられたトラバース道、ヨーロッパ道(ヨーロッパウェグ、Europaweg)からの展望を紹介します。
<ヨーロッパ道から見たワイズホルン>
まずは、マッター谷の対岸(西側)ワイズホルン側です。 南下する場合には、常にこのワイズホルを右手に見ながら歩くことになります。 また、画面やや左手には、ついに終着地のマッターホルンも見えています。
ところで、ここから見えるワイズホルンが、ほぼ真っ白なのがわかると思います。 アニヴィエ谷のツィナールからは、岩で黒っぽく見えていたのとは対照的ですね。 その白いホルンの名は、こちらから見た山容からついたものと思います。
<ヨーロッパ道から見た南側ツェルマット方面>
次は、南側の終点ツェルマット方向です。 マッターホルンも首を出しています。 マッターホルンの左の大きな山塊は、ブライトホルンになります。 本当に少しづつですが、マッターホルンが大きくなる気がします。 しかしながら、ヨーロッパ小屋に近づくと、標高が下がるためなのですが、マッターホルンは前山の後に隠れてしまいます。
また、写真ではマッター谷にもよく日が差し込み、谷底が明るく見えていますね。 ちなみに氷河特急は、谷奥のツェルマットまで、このマッター谷を走っているわけです。 谷が深いので、列車からはマッターホルンはほとんど見えず(終点直前で僅かに見える)、すごくじらされるわけですね。
<ヨーロッパ道から見た北側アレッチ方面>
最後に、北側のアレッチ方面です。 マッター谷がアレッチ方面に伸びているのがよく分かりますね。