たまりば

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Posted by たまりば運営事務局 at

TDCで素敵な小屋を発見 好展望のミレ峠小屋

話を少し戻します。
ツール・デ・コンバン(Tour des Combin、TDC)を歩き始めて最初の山小屋が、ミレ峠小屋(Cabane Col de Mille)。これまで、全く行く機会がなかったのだけど、ついに、この小屋が私の記憶の1ページに加えられました。

行ってみると、外観がこれまでの写真と異なっていました。木彫だったはずなのに、グレーのトタンで覆われている。中に入ってみると、何と室内の全てのテーブルや壁の木が新品に見える。なので尋ねてみると、この小屋、今年リニューアルオープンしたばかりとのこと。実にラッキーだった。

場所は、グラン・コンバンから北北西に伸びる大きな尾根の端部。西にはモンブラン山群が、東にはヴェルビエの街が良く見える。そして、最も驚いたのは、主峰グラン・コンバンのピークが見えていること。氷河を頂く前山の吊り尾根の間に、ちょこんと頭を出してくれている。素晴らしい。。。

でも、小屋に着いた頃には雲が増え、夕方は何も見えなくなった。でも、翌朝日の出前、上空は雲に覆われていたが、山々が全容を現してくれた。そして、わずか10分ぐらいのことだけど、モンブラン山群が朝日で輝いてくれたのです。



<ミレ峠小屋とモンブラン山群>

小屋の背後は、モンブラン山群。ヴェルビエに比べて間近に見えるのがとてもいい。でも、主峰モンブランは、山群の背後に隠れていて見えないのです。その代り、モン・デラン(Mont Delen、やや左手の氷河の山)やアルジェンチエール針峰(Aig. Argentiere、次の写真に)がとても目立っています。



<小屋付近からのモンブラン山群>

早朝日の出前、モンブラン山群、全ての山々がくっきり見えた。でも、上空は雲だらけ。
でも、淡い色付きで、とてもいい雰囲気です。その後、中央付近に見えるアルジェンチエール針峰(中央の氷河を頂いている山)が、一瞬だけ輝いてくれました。日の出前の空を見ても、諦めずに起きてみるものです。



<小屋と、グラン・コンバンとモン・ヴェラン>

早朝、小屋から直ぐ近くの丘に登ってみた。すると、小屋の背後に、グラン・コンバン(左)とモン・ヴェラン(右)が薄明の中で、くっきりと見えていた。小屋はまだ眠りについたまま。グラン・コンバンのピークは、アーチ状の前山吊り尾根の上に浮かぶ、小さな白い丘状の部分。実は、これらは4kmぐらい離れているのです。小屋が、グラン・コンバンから10km以上離れているので、頭だけが飛び出してくれてるのです。なお、日の出後30分もしないうちに、一帯は一端ガスに覆われてしまいました。。。
  


  • 2014年08月15日 Posted by matterhorn2 at 23:20Comments(0)2014 ヨーロッパアルプス