その名もヨーロッパ道を行く(1)
オートルート: スイス マッター谷
マッター谷を終着地ツェルマットへ向うには、その名もヨーロッパ道(Europaweg)と名付けられた、長いトラバース道を歩きます。 このトラバース道に入るには、まずグレヒェンからは、やや急坂を好展望地のミッテルベルグ(Mittelberg, 2561m)まで登ります。 ミッテルベルグは、南下するトラバース道の入口で、グレヒェンとの標高差は何と約900mもあります。
では、まずミッテルベルグの様子を紹介します。
<ミッテルベルグから北側の展望>
ミッテルベルグから開けている北側を見ると、グレヒェン(中央やや上)の後方に、世界遺産アレッチ地区の高峰群パノラマが飛び込んできます。 ここから見ると、グレヒェンも斜面に作られた町に見えます。 ここでは、その展望の良さから、誰しもが大休憩をとっています。
<ミッテルベルグのモニュメント>
ミッテルベルグの北側突端には、ちょっと変わったモニュメントがあります。 よくある聖像にしてはユーモラスで、指を指しているのは東側ですが、山以外何もないのです。 日の出の方向でも指しているのでしょうか?
<ミッテルベルグから南東方向>
ここからは、南東方向に小さな別の谷があり、その先にナデルホルン(Nadelhorn, 4327m)が見えます。
前方にアレッチ、後ろにナデルホルンといった感じです。 写真のように多くの人が寛いでいました。 実は、この先のヨーロッパ道は、急峻な斜面にへばりついた狭いトラバース道で、途中あまり広い場所がないのです。 のんびりできる唯一の場所かもしれません。
オートルート終了 スネガからのマッターホルン
最後の道のりを終着地ツェルマットへ
オートルート最後の小屋 ヨーロッパ小屋
その名もヨーロッパ道を行く(2)
宿が1つの村、グルーベンへ
峠を越えて独語圏トゥルトマン谷へ
最後の道のりを終着地ツェルマットへ
オートルート最後の小屋 ヨーロッパ小屋
その名もヨーロッパ道を行く(2)
宿が1つの村、グルーベンへ
峠を越えて独語圏トゥルトマン谷へ