日本人の多い山岳ホテル ゴルナーグラット

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2013年05月05日 09:14

マッターホルン: ツェルマット ゴルナーグラット

 ツェルマットから登山電車で行ける有名な展望台、それがゴルナーグラット(Gornergrat, 3100m)です。 このゴルナーグラットには、山岳ホテル(クルムホテル ゴルナーグラット、Kulmhotel Gornergrat)があるのですが、97年に始めて利用してから、もう延べ10日以上泊っています。 スイスを訪れる度に、旅の最後にここを利用してきました。 なので、ここから撮った写真は多量にあるのですが、あまりにも有名なので、少しだけ載せることにします。




<クルムホテルとマッターホルン>

 ゴルナーグラットへは、ツェルマットから登山電車(GGB, Gornergrat Bahn)で約1hほどで来ることができます。 終点駅から目前にホテルの建物が見え、展望台はその裏側にあります。 駅からは、ゆるやかな登り道をホテルに向って歩き、エレベータでホテル入口階に登ります。 展望台へは、そこからホテル裏に回り、少し登ると着きます。 ここは、360°の展望で、周囲の氷河を頂いた4000m峰を全て見ることができます。 何度来ても、この展望には癒されます。




<昔のクルムホテル>

 この写真は02年に撮影したものです。 上の写真と比べると、外観は変わっていませんが、ホテルの左側テラスの先にあった四角い建物がありません。 これは実はエレベータで、04か05年時の大改装後にできたものです。 昔は、ホテル入口まで、かなりの急坂を登っていました。 さらにこの大改装で、ホテルの内装は大幅な変化を遂げました。
 昔は、現在より小さな部屋が、各階にマッターホルン側とその反対側に並んでいて、共同シャワーが部屋外にありました。 ところが、改装後の部屋はマッターホルン側の片側だけになり、広く、そしてシャワー・トイレ付きになっています。 この結果、部屋数が減り、1泊の値段が上昇、そして2つ星を獲得しています。 でも、残念ながら食事の中身はほとんど変化していませんでした。 無論、変化していない、最高の景色代が入っているので問題はありませんが。。。 
 ただし、何度来ても宿泊者の約半数は、日本人です! さすがですね。




<有名な展望: モンテローザ、リスカムとゴルナー氷河>

 あまりにも有名な展望です。 ゴルナーグラットから南側には、眼下にゴルナー氷河が横たわり、その先にモンテ・ローザ(Monte Rosa, 4554m)、リスカム(Liskamm, 4527m)、ブライトホルン(Breithorn, 4159m)、そしてマッターホルン(Matterhorn, 4478m)が並んでいます。 あまりの大きさに、とても1枚の写真に入れることはできないです。 写真は、そのうちのモンテローザとリスカムだけです。




<登山電車とマッターホルン>

 ゴルナーグラットへは、写真の登山電車で登ってくるのですが、全般に進行方向右側の席の方が、良い展望に恵まれると思います。 なお、この写真も有名ですね。 大抵縦構図なので、横にしてダン・ブランシェも入れてみました。 なお、登山電車に限らないのですが、最新車両ほど窓が開かない場合が増えています。 写真を撮りたい人には、要注意です。

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