TMB: トゥリアン氷河が目前に迫るアルペッテの窓
TMBの中でも最もきつい1日となる、
フェネトレ・ダルペッテ(Fenetre d’Arpette, アルペッテの窓, 2665m)の峠越え。
アルペッテの山小屋(1627m)から出発しても約1000mの登りだ。
行き先は、翌日の行程にもよるけど、
フォルクラ峠(1526m)か、さらに下ってトゥリアン(Trient, 1279m)。
翌日のバルム峠に向うとき、
レ・グラン小屋(Les Grands)経由にするか、
トゥリアンからナン・ノワール(Nant Noir)の谷を遡るかによるのだけど、
お勧めは、より展望の良いレ・グラン小屋経由なので、
まずはフォルクラ峠を選択した。
それでも、下りは約1100m!
かなりしんどいです。
歩行時間は、現地標識で約6時間。
<アルペッテの窓からのツール針峰>
アルペッテの窓の峠に着くと、
突然目の前に、氷河を頂いた高峰、
ツール針峰(Aig. du Tour)とトゥリアン氷河が飛び込んでくる。
かなりの迫力だ。
左手奥が、この氷河の源であるトゥリアン氷原。
この素敵な景色で1000m登ってきた疲れが癒されます。
<アルペッテの谷奥を目指す>
ちょっと戻って、
アルペッテの小屋から谷奥を目指して登り始めたところ。
氷河谷なので始めはとてもゆるやか。
でも、後半はとてもきつく、急峻な登り。
さらに峠直前は、ガレ場でとても登りづらいのです。
写真で谷奥に見えるのは、ツール針峰の支峰群。
これから登る峠は右手奥でちょっと見えないです。
<アルペッテの窓から振り返る>
アルペッテの窓から振り返ると、
狭い岩の隙間(これが、窓の名の意味)から
登ってきた急な谷が見下ろせる。
遠方には、スイスのグラン・コンバン山群も。
<賑わうアルペッテの窓>
峠で休んでいたら、いつの間にかイタリア人のグループで埋まってしまった。
陽気なイタリア人たちは、登ってきた興奮からか大騒ぎ。
静かに過ごしたいのに。。。。
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