TMB: ついにシャモニ谷に戻ってきた スイスとフランス国境のバルム峠

matterhorn2

2014年05月09日 09:29

バルム峠は、スイスとフランスの国境の峠で、
スイスのトゥリアン谷とフランスのシャモニ谷との境界尾根の鞍部でもある。
なので、トゥリアン谷側からは、この尾根が邪魔をしていて、
シャモニ谷の山々は見えないのです。

でもレ・グランからツール針峰の山腹を回りこみ、
バルム峠に達した途端、
本当に突然、白く輝くモンブランが現れる。
TMBを一周してきただという実感が現れる瞬間で、
とても感慨深い。。。

ということで、バルム峠からの展望を紹介しよう。



<タマキンバイ咲く、春のバルム峠>

バルム峠一帯は、初夏から盛夏、様々な花で満たされる。
これは、7月上旬の様子、
峠にはタマキンバイが群落を作ってくれていた。
丸い黄色い花なのだけど、花弁はこれ以上開かないのです。
丸くて、とても可愛らしい。



<国境の石柱のあるバルム峠>

バルム峠には、国境を現す小さな石柱が置いてある。
これを跨げば、越境だ。
写真は、スイスからフランスを撮っていることに。。。



<早朝のシャモニ谷 バルム峠から>

バルム峠小屋に泊った翌朝、快晴の中、
モンブラン山群に徐々に日があたる様子を眺めることができた。
荘厳で実にすばらしい。
昨晩は雷雨で何も見えなかったのだけど、、、

写真は、手前のアルプにも日が差し始めたところで撮ったものです。
見えている山々は、
左からヴェルテ&ドリュ針峰、モンブラン、そして赤い針峰群。
中央の谷がシャモニ谷で、この谷底にシャモニの街があるのです。
とてもさわやかな気分。

ついに、TMBも最終局面。
右手の赤い針峰群の中腹にある、
ラック・ブラン小屋につけば一周完了だ。
あと少し!

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