スイスらしい最奥の村 アローラから
オートルート: スイス エラン谷
アローラ(Arolla)は、標高2000mにある、エラン谷(Val d'Herens)の最奥の山村です。
実に小さな村ですが、静かでまさにスイスらしい雰囲気を醸し出しています。
地球の歩き方にも載っていませんが、バスは通じています。
最初は悪天の中の滞在でしたが、ディス小屋への2度目の挑戦時は好天に恵まれました。
<真っ赤に輝くツァ針峰>
村の裏手のアルプを少し登ると、直ぐに遮るものが無くなり、ツァ針峰、モン・コロン、ピーニュ・ダローラをパノラマで見ることができます。
この日は、ホテルでの夕食後、アルコールの入った体で急なアルプを登って、夕焼けを撮影しました。 縦走疲れと、アルコールでとてもしんどかったのですが、山々は抜群の夕焼けを見せてくれました。
写真は、ツァ針峰が真っ赤に染まったところを撮影したものです。荘厳な雰囲気が出ていると思います。
<聳え立つモン・コロン>
アローラの村からは、やはりモン・コロンが目立ちます。
台形の形が特徴的で、とても印象に残ります。
<モン・コロンとアローラ谷>
この写真は、モン・コロンとアローラの谷の様子を俯瞰したものです。画面の右奥から、歩いて降りてきたことになります。
モン・コロンへの谷をそのまま遡ると、コロン峠(Col Collon, 3087m)を越えてイタリア側に入ることができます。このコースは、ツール・デュ・マッターホルンのコースになっています。でも、このルートは完全に氷河上を歩くため、クレパスを避けて歩く技術が必要ですね。
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