アオスタ谷はお城がいっぱい でもショックを受ける

matterhorn2

2015年08月04日 15:45

アオスタ谷の滞在もついに、最後となりました。
約一ヶ月、山小屋等に泊まる度に、イタリア料理、パスタを食べた気がしていますね。
少し飽きてきています。。。

ところで、アオスタ谷には、中世のお城がいっぱいあります。
パンフでは約20以上もです。
クールマイヨールから、アオスタにバスで向かうと、沿道にいくつかの城を見られます。

アオスタ谷の最後の滞在日、少しこれをめぐってみました。
行ってみたのは、バスから見えていた、いくつかの城。
途中の街、St. Pierreと、Sarraの城です。

アオスタの旧市街自体も、ローマ帝国時代の城壁に囲まれていますし、凱旋門のような巨大な門もあります。

イタリアの旧王朝時代、つまりサボイア(Savoia)王朝がここを支配していた時代の遺物。
なんと、第2次世界大戦後1946年まで続いていたらしいです。
またサボイアは、仏語でサボワ(Savoir)、英語でサボイ(Saboy)ですね。





これが、St. Pierreのお城、脇に博物館が併設されてます。
遠目には、カリオストロの城を思い出してしまう。




こちらが、Sarraのお城。
立派なものです。果樹園などがある丘の上に立っている感じです。
この中を見学できたので、入ってみました。




これが、内部の装飾された豪華な広間の様子です。
見事な模様が。。。。。




ところがです。
この模様、近づいてみると、ギョッとします。
天井や壁一面の模様は、あのアイベックスの本物の角。
さらに、シャモアの頭部(小さめの角)、アイベックスの頭部が並んでいる。
それも物凄い数。
アルプス好きの自分には、ちょっと気分が悪くなりました。

かっての王族たちは、この城を、夏の、そして狩りのための保養地にしていたそうで、その結果がこれ。絶滅しかけたアイベックスは、今や保護の対象となっているのですが、昔を思うとなんだかつらいですね。

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