現地のコースタイムで歩くのは超大変
ここで話題を変えて、
道標等に記載されている、
現地のコースタイムについて話しておきましょう。
日本での山地図や道標に記載されている、
コースタイムは、無論日本人に合わせ、
さらにかなり余裕がつけてある。
これに対して、
スイスやフランスアルプスの
登山道のコースタイムは、
無論、現地の人の歩く速さが基準で、
それもかなり早い速度です。
つまり、身長180cmぐらいの人が、
普通ではなく、さっさと歩く速さなのです。
実際、平地では時速5km以上、
いや6kmぐらいに思えます。
実例を示しましょう。
まずは、サンリュック(St.Luc)上のティニューサ(Tignousa)から、
ジナール(Zinal)への道を見てみましょう。
スイスの道標は、一般に黄色で統一され、
全面黄色のものと、矢印部分に赤白が描かれたものがあります。
前者は、装備なしに誰でも歩けるハイキング道、
後者は、滑らない靴等の装備を必要とする登山道を意味します。
この道標の中に、
Zinal:4h20m、途中のHotel Weisshorn:1h20mとなっています。
この間は、緩い登り下り(最大±250m)の長いトラバース道、
そして最後に約600mの下り、
水平移動距離は約13.5km。
この内トラバースは12kmぐらい(下図参照)。
これを、4h20mで歩くとなると、結構大変。
僕は身長170m弱の小柄な方、
脚も短い。
これで、時速5km越えは、とてもさっさと歩くことになる。
それに、途中写真を撮ったりすると、
全くコースタイム通り歩けない。
無論、下り道も、
コースタイムをキープするには、
少し小走りぐらいになる。
彼らの長い脚のピッチにはついていけないのです。
<Haute Route: St.LucからZinal間の地図とGPSログ>
赤線が実際に歩いた軌跡(GPSログ)です。
メイン機材:Canon 6Dのログデータを用い、ヤマレコで作成(ファイル変換は轍を使用)
→見えていなかったら地図内の「地図」釦をクリックしてください
では、登りは?
グルーベン(Gruben)から
オーグストボルドパス(Augstbordpass)へは、
3hと記載されている。
標高差1050mの登り!
途中ややなだらかな長いアルプの登りがあるので、
距離も長い。
自分の荷物は、だいたい13~15kg(<15kgのつもり)。
三脚やカメラ機材が重いのです。。。
でも、これを登ったころは、
最も体力、筋力がつき、
驚異のピッチ走法(自画自賛です)で、2hで登れました。
平地、下りは彼らのピッチにはかなわないけど、
登りのみ、頑張れました。
平均でコースタイムをキープできる感じかな。
時折、黄色に混じって、青い道標を見かける。
これは、アルパインルート。
一般登山道ではない印。
モン・フォー小屋からショー峠への道は、
実はアルパインルート。
多少の危険がはらむのと、
ルートファインディング技術が必要ですね。
いずれにしろ、
ヨーロッパアルプスでのコース選択と、
コースタイムは、要注意です。
なお、体力付けて余力ができるほど、
途中で写真を撮ったり、
種々のトラブルに対する心の余裕ができます。
ここへ来た6月当初は、
長いサラリーマン生活で、落ちた筋力体力と、
腹や全身に着いた余分な脂肪で歩けなかったです。
帰国後も何とか、これを維持したいものです。
道標等に記載されている、
現地のコースタイムについて話しておきましょう。
日本での山地図や道標に記載されている、
コースタイムは、無論日本人に合わせ、
さらにかなり余裕がつけてある。
これに対して、
スイスやフランスアルプスの
登山道のコースタイムは、
無論、現地の人の歩く速さが基準で、
それもかなり早い速度です。
つまり、身長180cmぐらいの人が、
普通ではなく、さっさと歩く速さなのです。
実際、平地では時速5km以上、
いや6kmぐらいに思えます。
実例を示しましょう。
まずは、サンリュック(St.Luc)上のティニューサ(Tignousa)から、
ジナール(Zinal)への道を見てみましょう。
<サンリュック近くのティニューサの道標>
スイスの道標は、一般に黄色で統一され、
全面黄色のものと、矢印部分に赤白が描かれたものがあります。
前者は、装備なしに誰でも歩けるハイキング道、
後者は、滑らない靴等の装備を必要とする登山道を意味します。
この道標の中に、
Zinal:4h20m、途中のHotel Weisshorn:1h20mとなっています。
この間は、緩い登り下り(最大±250m)の長いトラバース道、
そして最後に約600mの下り、
水平移動距離は約13.5km。
この内トラバースは12kmぐらい(下図参照)。
これを、4h20mで歩くとなると、結構大変。
僕は身長170m弱の小柄な方、
脚も短い。
これで、時速5km越えは、とてもさっさと歩くことになる。
それに、途中写真を撮ったりすると、
全くコースタイム通り歩けない。
無論、下り道も、
コースタイムをキープするには、
少し小走りぐらいになる。
彼らの長い脚のピッチにはついていけないのです。
<Haute Route: St.LucからZinal間の地図とGPSログ>
赤線が実際に歩いた軌跡(GPSログ)です。
メイン機材:Canon 6Dのログデータを用い、ヤマレコで作成(ファイル変換は轍を使用)
→見えていなかったら地図内の「地図」釦をクリックしてください
では、登りは?
<グルーベンの道標>
グルーベン(Gruben)から
オーグストボルドパス(Augstbordpass)へは、
3hと記載されている。
標高差1050mの登り!
途中ややなだらかな長いアルプの登りがあるので、
距離も長い。
自分の荷物は、だいたい13~15kg(<15kgのつもり)。
三脚やカメラ機材が重いのです。。。
でも、これを登ったころは、
最も体力、筋力がつき、
驚異のピッチ走法(自画自賛です)で、2hで登れました。
平地、下りは彼らのピッチにはかなわないけど、
登りのみ、頑張れました。
平均でコースタイムをキープできる感じかな。
<モンフォー小屋前の道標>
時折、黄色に混じって、青い道標を見かける。
これは、アルパインルート。
一般登山道ではない印。
モン・フォー小屋からショー峠への道は、
実はアルパインルート。
多少の危険がはらむのと、
ルートファインディング技術が必要ですね。
いずれにしろ、
ヨーロッパアルプスでのコース選択と、
コースタイムは、要注意です。
なお、体力付けて余力ができるほど、
途中で写真を撮ったり、
種々のトラブルに対する心の余裕ができます。
ここへ来た6月当初は、
長いサラリーマン生活で、落ちた筋力体力と、
腹や全身に着いた余分な脂肪で歩けなかったです。
帰国後も何とか、これを維持したいものです。
スイスの食事事情 普段の夕食は安上がりにプチ贅沢
スイスの食事事情 山小屋の夕食(モン・フォー小屋)
オートルートの最後はやはりマッターホルン
オートルート完了! でもヨーロッパ道は危険
オートルートの遊び心 サン・リュックの惑星探索路
オートルート最後の峠越え 無人ロープウェイが難所
スイスの食事事情 山小屋の夕食(モン・フォー小屋)
オートルートの最後はやはりマッターホルン
オートルート完了! でもヨーロッパ道は危険
オートルートの遊び心 サン・リュックの惑星探索路
オートルート最後の峠越え 無人ロープウェイが難所