たまりば

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Posted by たまりば運営事務局 at

TDC: 1000年の時を感じる峠のホスピス

グラン・サン・ベルナール峠については、
やはりホスピス(Hospice)も紹介しておこうと思う。

このホスピスには、
聖ベルナールに纏わる教会があり、
自由に入ることができます。
また宝物を展示している博物館もありますが、
やはり、教会で聖ベルナールを見てみるのがいいですね。

ホスピス側の建物内には、
無論昔ながらのドミトリータイプの宿泊施設があるのですが、
ホテル側にはきれいなツインルームが並んでます。
やや高めなのが難点かもしれないけど、
食事は結構おいしかったです。 
グラン・サン・ベルナール峠を周遊するなら、
ここへの宿泊をお勧めします。 
一応峠のイタリア側にもホテルがもう1軒あるけどさらに高価。



<ホスピス内の教会>

ホスピスの入口を入って左手奥に、
立派な教会がある。
天井には、フレスコ画で宗教画が描かれ、
豪華な正面祭壇の脇には、
聖ベルナールと聖アウグスティヌスが祭ってある。

しばらく、教会の静けさの中にひたって見るのもいい。
1000年の歴史を感じることができるかもしれない。



<祭壇脇の聖ベルナール像>

これが、祭壇左に置かれている、
聖ベルナール像です。
アルプスでは、山の聖人として、
他でも祭られているようです。



<上から俯瞰したホスピス>

峠のスイス側端に、白い建物が2つ並んで建っています。
1つが教会等含むホスピス本体(写真奥の大きな方)で、
もう1つが現在ホテル(手前)になっています。
そして建物は、途中通路でつながっています。
でもこの通路、現在は閉鎖されていて、
物置のようになっているようです。
また左端には、セントバーナード犬の飼育施設があり、
沢山のヨーゼフに出会えます?




<博物館の宝物群>

博物館には、金銀に輝く宝物が陳列されています。
実に煌びやか。



<ホテルの夕食:メイン>

写真は、今年泊ったときの夕食です。 
外で食べれないので、夕食付き(本日のメニュー)にしました。
ポタージュスープ後のメインは、
スイス料理のロスティ(ハッシュドポテト)に豚肉の煮込み。
デザートは、イチゴパイだった。
ワインは、ガメイの赤で、大満足。  


  • 2013年11月29日 Posted by matterhorn2 at 19:54Comments(0)Tour des Combin (TDC)

    TDC: グラン・サン・ベルナール峠の展望台から朝焼けモンブラン

    グラン・サン・ベルナール峠(Col du Grand-St-Bernard)には、
    軽いハイキングで行ける、とてもいい展望台があります。
    続いて、これを紹介しましょう。

    グラン・サン・ベルナール峠自体は、
    峠の両側に岩山が迫っているので、
    一応北側には目前にグラン・コンバン(Grand Combin, 4314m)
    モン・ヴェラン(Mont Velan, 3731m)が見えますが、
    南側にはやや難があります。

    しかし、スイス側ホスピスの建物(ホテル側)の裏から、
    約300mほど登ると、グラン・コンバンだけでなく、
    モンブラン山群やイタリア側の山並みが見える展望台があります。
    この道は、裏手にある岩山、
    ポワンテ・ド・ドローネ山(Pointe de Drone, 2950m)への登山道でもあり、
    その途中に展望台があることになります。

    この展望台、登っている間は峠と同じくグラン・コンバン方面しか見えないのですが、
    展望台に着いた途端、前方眼下の絶壁の先に、
    モンブラン山群の大パノラマが広がります。
    ずっと、じらされた後のなので、とても感激すること請け合いですね。
    さらに、途中花も多いので、これもいいです。



    <明けゆくモンブランとグランド・ジョラス>

    今年は、この展望台から朝焼けの写真をt撮ろうと、
    夜明け前にここへ登ってみました。
    峠自体はガスに覆われ、真っ暗だったのだけど、
    上に上がれば、ガスが切れると信じて登って見ました。
    すると、展望台直前でガスが切れ、
    そしてモンブラン山群が目に飛び込んできたのです。

    ほどなく、最高峰のモンブランに朝日があたり、
    感動的な瞬間に出会えました。
    写真は、モンブランとグランド・ジョラス(右の尖峰)に、
    朝日があたり始めたところです。



    <展望台からの夜明けのモンブラン山群>

    これは、上の写真から少し時間がたち、
    モンブラン山群全体に朝日があたったところです。
    オートルートのモン・フォー小屋からもモンブラン山群が見えますが、
    やはり、ここからだとかなり近くに見えます。



    <展望台への道からの展望>

    峠から展望台へ行く途中の登山道は、
    とても花が多いです。
    写真は、手前がタンポポの群落で、
    背後がグラン・コンバン(左の三角峰)とモン・ヴェランです。
    この展望台への道は、
    途中からほぼずっとグラン・コンバンが見え続け、
    これも気持ちいいのです。



    <展望台への道からのグラン・コンバン>

    峠から見た名峰グラン・コンバン(Grand Combin)のアップです。
    モン・フォーからとは異なり、
    グラン・コンバンの南壁が見えていることになります。  


  • 2013年11月27日 Posted by matterhorn2 at 20:08Comments(2)Tour des Combin (TDC)

    TDC: ナポレオンも利用したグラン・サン・ベルナール峠

    ナポレオンも利用したグラン・サン・ベルナール峠
    Col du Grand St. Bernard、2469m

    現地パンフ上のTDCは、
    スイスのブ-ル・サン・ピエール(Bourr St. Pierre, 1689m)から
    始めることになってますが、
    ここでは、やはりグラン・サン・ベルナール峠から開始します。


    グラン・サン・ベルナール峠は、
    スイスのマルティニー(Martygny)
    イタリアのアオスタ(Aosta)間を結ぶ国境の峠で、
    標高2469m。

    ここは歴史的にも古い峠で、紀元前から使われ、
    アルプス越えが難所となっていたようです。
    当初は、遭難者が多かったそうですが、
    聖ベルナールが1050年にホスピスを建て、
    行き交う人々を助けたそうです。

    この救助に使われた犬が、
    ハイジにも出てくる(ヨーゼフのこと)、
    ココが発祥の有名なセント・バーナード犬。
    首にかけた小さな樽にはお酒を入れて、
    人々の救助に当たったそうです。
    また、1800年台には、ナポレオンがイタリア遠征時に、
    ここを通ったことでも有名ですね。

    さて現在の峠には、大きな池があり、
    スイス側には、当時のホスピスとホテルや売店が、
    イタリア側にはホテルと共に巨大なベルナール像が建っています。
    特にイタリア側の出店に並ぶ、
    セント・バーナード犬のぬいぐるみがかわいらしい。



    <盛夏のグラン・サン・ベルナール峠>

    スイス側から見たイタリア側グラン・サン・ベルナール峠の全貌。
    写真は2002の8月上旬撮影のもの。
    湖畔には花が咲き乱れているが、
    今も咲いていて何も変わっていません。
    ただ週末ともなると、湖畔は釣り人で埋まり、
    静けさが失われてしまうのが。。。



    <スイス側ホスピスとバス>

    マルティニーからここへ来るバスは、通常の黄色いポストバスではなく、
    セント・バーナード犬が描かれた赤と白の車体だ。
    また背後の白い建物のうち、左側がホスピスで、
    内部に協会もある。

    峠へは、夏期の期間、マルティニー、アオスタからバスで行くことができますが、
    日に3本程度。
    また、朝夕に別途、峠の下にあるグラン・サン・ベルナール・トンネルを通り、
    直接マルティニー、アオスタ間を行き来するバスがあるが、
    これは峠まで行かないので注意が必要。



    <イタリア側から振り返ったみたグラン・サン・ベルナール峠>

    池の対岸に見えている白い建物が、ホスピスです。
    池の中に、十字架があり、とても印象的な雰囲気になってます。



    <店先に並ぶセント・バーナード犬>

    スイス、イタリア側ホテルには売店があるのだけど、
    イタリア側には露天商も並ぶ。
    棚には、沢山の可愛らしいセント・バーナード犬が。。。



    <峠の国境にある検問の様子>

    10年前は、国境の検問で、ちゃんと仕事をしている人を見かけたが、今回は人の姿が見られなかった。
    まだ、検問しているのかな?
    上の写真は、10年前の検問の様子です。
    無論、当時から歩く人はフリーだったけど。。。






      


  • 2013年11月26日 Posted by matterhorn2 at 17:11Comments(0)Tour des Combin (TDC)

    ツール・ド・コンバン(TDC):日程と地図

     ツール・ド・コンバン(Tour des Combins, TDC)について

     久しぶりの投稿です。

     今年のTMB,オートルートについては、また別途出したいと思ってます。 
     なので、この間どこを紹介しようか迷いましたが、ツール・ド・コンバン(Tour des Combins, TDC)にすることにしました。 

     これは、スイス南部バレー州の西の端にある、グラン・コンバン(Grand Combin, 4314m)を一周するコースで、スイス、イタリア間を巡ることになります。 ややマイナーなコースなのかガイドブックは見当たりませんが、スイス・ローヌ谷のマルティニィ(Martigny) でTDCのパンフレットを見つけ、このコースの存在を知りました。 

     また、オートルートを歩いたときに、スイス・イタリア国境の峠として、すごく有名なグラン・サン・ベルナール峠Col du Grand-St‐Bernard、英語発音はセント・バーナード)に行ったとき、この峠の雰囲気にとても感動したのと、ヴェルビエのモン・フォール山頂から見た、グラン・コンバンの雄姿にあこがれ、いつかこの山の周囲を歩いてみたいと思うようになったのです。

     無論、今年も最後にグラン・サン・ベルナール峠に行ってます。 景色だけでなく、歴史的にもすばらしい峠です。




    <モン・フォー山頂からのグラン・コンバン>

    オートルートを歩くと、途中でひときわ目立つ単独峰がある。
    これが、グラン・コンバンです。


     以下に、ツール・ド・コンバン(Tour des Combins, TDC)の地図(自作、青い破線がTDC)とコース日程(パンフ記載のもの)を示します。 




    --- Tour des Combins (TDC) ---

    1) Bourg-St.-Pierre -- La Vuardette -- Cabane du Col de Mille
    2) Col de Mille -- Cabane M. Brunet -- Cabane F-X. B (Panossière)
    3) Panossière -- Col des Otanes -- Lac de Mauvoisin -- Cabane de Chanrion
    4) Chanrion -- Fenêtre Durand -- Alpes des Thoules -- By -- Refugio Champillon
      (Chanrion -- Fenêtre Durand -- By -- Ollomont ==> Col du GSB)
    5) Champillon -- Col de Champillon -- Saint-Rhémy
    6) Saint-Rhémy -- Col du Grand-St.-Bernard -- Lac des Toules -- Bourg-St.-Pierre

     これによると、全部で6日と短めで短期間で回ることができます。 
     正規コースでは、グラン・サン・ベルナール峠の北にある、ブール・サン・ピエール(Bourg-St.-Pierre)村がスタート地点となっています。 ここから、時計回りに歩きます。 グラン・サン・ベルナール峠(Col du Grand-St.-Bernard)と、フェネトレ・デュラン(Fenêtre Durand )峠が、スイス、イタリア国境になっています。

     ですが、私の場合はさらに1)、5)、6)をバス等で移動して省略して、4)が()内になり、主にスイス側の核心部のみを歩きました。 さらにオプションとして、グラン・サン・ベルナール峠周囲を1日で歩く、グラン・サン・ベルナール・サーキット(Grand-St.-Bernard Circuit)という、周遊コースもすばらしかったので、これも紹介しまたいと思います。 なお、今年は同じグラン・サン・ベルナール・サーキットを歩き、さらに、この峠からTMBのフェレ谷まで歩いて見ました。
     ここでは、グラン・サン・ベルナール峠から始めます。  


  • 2013年11月25日 Posted by matterhorn2 at 18:11Comments(0)Tour des Combin (TDC)

    晩秋になり始めた戸隠

    ひさびさの投稿です。

    TMB、オートルートの整理が進んでないのですが、
    酷使したひざの状態も多少良くなったので、
    今週、紅葉を見に、北信越の戸隠に行ってきました。

    でも、台風一過後に大寒波が来て、
    高原一帯に霜が降りてしまったそうです。
    ピークは多少過ぎていましたが、
    少し紅葉を味わえました。


    <鏡池からの紅葉の戸隠山>

    最も良さそうなところを切り取ってみました。
    もうちょっと、赤や黄色がはっきりしてるとよかたのですが。。。



    <鏡池からの紅葉の戸隠山>

    全体的には、茶色が目立ち始めていますね。
    なお、湖畔には三脚が林立していました。
    やはり、有名地なだけにすごい人出です。



    <小鳥ヶ池からの戸隠山>

    ここもやはり、茶色が目立ちます。
    でも、樹木の幹の白さがいいアクセントとなっています。



    <戸隠牧場からの飯綱山>

    ここでは、まだドングリの木の黄葉が見られました。
    山は、もう晩秋ですね。
    この日は、さわやかに晴れ渡り、最高です。



    <高原内の散策路 カラマツの錦>

    奥社から牧場に向う散策路の途中、
    カラマツが錦色に輝いていた。
    樹間越しに見えているのは、戸隠山です。
    いい感じで、とても気持ちいいです。

      


  • 2013年11月01日 Posted by matterhorn2 at 14:37Comments(0)日本の山