たまりば

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Posted by たまりば運営事務局 at

悪天続きでスイス南部に移動、でも。。。

今年のアルプスは、あまり天気が良くないです。
快晴のスッキリした晴れは、いまだにグリンデルワルドの1日だけ。
無論、一応晴れの日もあるけど、
山々が見えているのは早朝の数時間程度。
午後は特に雲が多くなり、雷雨も多い。
さらに、ここのところ本格的な雨の日も。
大西洋から、周期的に雲塊が来る感じです。
今だ、南の地中海高気圧の勢力が極めて弱く、
気温もあまり上がらないです。
おかげで湿度が高く、乾燥による肌荒れがおきてない。。。

少しでも好天を求めて、晴れ易い、
スイス南部のサース・フェー(Saas-Fee)に来てみました。
でも、なかなかすっきり晴れないです。

ところが、ここでハプニング。
ネットで予約したホテルが、メンテナンスで臨時休業。
事前に連絡無く、行ったら張り紙が。。。
観光案内所で調べてもらったら、
別のホテルを用意してくれていた。
そこが、何と5つ星ホテル!
始めての高級ホテル。
温水プール、サウナに、バスタブ付きの大きな部屋。
格安(1万以下)で泊まってしまった。

天気が今一なので、山歩きより、
ゆったりホテル暮らしに浸ってしまいそうなのが怖いです。
でも、次からは普段通り、格安ホテルに。。。



<日本の国旗がない>

この5つ星ホテル、入口に各国の国旗があったが、
日本国旗がない、無論中国はあります。
時代の趨勢でしょうか。。。



<広々とした室内プール>

金持ちはやたら泳がないです。
縁のチェアでのんびり過ごします。
なので、自分も染まってしまいそうなのが怖いですね。
そうそう、このプール、
2Fに水着フリー(つまり裸OK)エリアがあり、
無論皆堂々としてて。。。
つい自分は遠慮してしまった。



<朝食も豪華>

写真は、パン棚。
種々のパンが陳列されている。
どれも、とてもおいしそう。
チーズ、ハムだけでなく、いろいろなメニューがあって、
果物コーナーには、朝からシャンパンが。。。
でも、夕食は高過ぎて全く手が出なかったです。
  


  • 2014年06月30日 Posted by matterhorn2 at 04:28Comments(2)2014 ヨーロッパアルプス

    グリンデルワルド:氷河上空を飛ぶ フィルストから

    続いて翌日は、フィルスト展望台(First, 2168m)の
    ホテルに泊まってみました。
    この日は、こちらへ来て初めての超ど級の快晴。
    なので、期待通り、ついに夕焼けが見えました。
    でも夕方徐々に色づきだし、盛り上がってきたところで、
    日没15分前、なんと突然、幕が下りてしまった。
    太陽が雲に隠れてしまったらしい。。。

    そうそう、今は夏至。
    つまり日が最も長い。
    なので、日没は21:30ごろなのにに対し、日の出は5:30ごろ。
    夜が短いです。

    この日の夜、深夜0時ごろ、
    夜景を撮りにテラスに出てみた。
    まだ、スタッフが起きていて騒いでいた(W杯?)。
    なので、安心して撮っていたら、
    約30分後、戻ろうとしたら電気が消えてて、
    全てのドアが開かなくなっていた。。。
    外に閉め出されたらしい。
    最悪。
    ただ、運が良かったのが泊まった部屋(2F)の窓から、
    地上に降りる非常用梯子がつけてあって、
    偶然窓を開けておいたのである。
    深夜、この梯子を登って部屋に侵入、
    事なきを得たのです。。。
    超やばかった…



    <フィンスターアールホルン上空を飛ぶ>

    フィルスト(First)は、パラグライダーの基地。
    好天だと、沢山のパラグライダーが飛んでます。
    ちょうど、目前の山、
    あたかもフィンスターアールホルン(Finsteraarhorn)の
    氷河上を飛んでるように見えました。
    気持ちいいのだろうけど、
    飛び立つ瞬間が怖そう。。。



    <フィルストのケーブル駅>

    フィルストまでは、グリンデルワルドからゴンドラで直接来れてしまう。
    そして、その終点にある建物が、
    レストラン兼山岳ホテル(右端)なのです。
    今回は、安いドミトリーにしたのですけどね。
    谷を挟んで対岸に高峰が並んで見え、
    とても素晴らしいです。晴れればですが。。。
    写真の山は、ヴェッターホルンとシュレックホルンです。



    <雲広がる、ユングフラウ三山>

    翌朝、予報では晴れだったのに、
    いきなり雲が広がっていた。。。
    でも、いい感じの雲です。
    なお山々が見えていたのは、午前中の数時間だった。
    どうも、好天が続かないです。
    ユングフラウ三山は、フィルストからだと遠く、
    画面の左下にこじんまりと固まっています。  


  • 2014年06月25日 Posted by matterhorn2 at 02:09Comments(0)2014 ヨーロッパアルプス

    グリンデルワルド:メンリッヒェンでハクサンイチゲを見つけた

    再びグリンデルワルドのホテルからです。
    この地区に約10日ほどいたことになるのですが、
    夕焼けが見えるほど、天気が良かった日は、
    20(金)~21(土)たった2日ぐらいで、
    あとは晴れても午前中、それも雲が多く、
    山々がすっきり見えない日が多かったですね。
    それに午後には雷雨になったりしています。

    でも好天の2日間、山岳ホテルを利用したので、
    まずは1日目からです。



    <ハクサンイチゲ咲く:メンリッヒェン>

    昨年、サクラソウなどの素敵な花々が見られた、
    メンリッヒェン展望台に寄ってみたところ、
    今年は残雪がほとんど消え、
    その分花々の開花が進んでました。
    とくに驚いたのは、昨年滅多に見られなかった、
    ハクサンイチゲがあったのです! 
    背後は、メンヒとユングフラウです。



    <タマキンバイとラウターブルネン谷>

    2000m以上もあるメンリッヒェン付近でも、
    至る所にタマキンバイが咲いていました。
    やはり、かわいい。
    背後の左上に伸びる谷が、ラウターブルネン谷。
    これは、アニメ、ハイジの聖地というところでしょうか。



    <ユングフラウヨッホへの登山電車が出発してゆく>

    泊まったのは、
    クライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg, 2061m)駅のホテル。
    なので部屋の窓からは、
    アイガー、メンヒ、ユングフラウの3山が目前に。
    でもあまりにも近い。
    写真は、早朝、ユングフラウヨッホへの
    一番の登山電車が出発してゆくところです。
    静かだったのに、騒々しくなってしまった。
    残念。。。  


  • 2014年06月24日 Posted by matterhorn2 at 02:32Comments(0)2014 ヨーロッパアルプス

    グリンデルワルド クライネシャイデック付近が花々で埋まる

    昨日はクライネ・シャイデック方面に行ってみました。
    やはり、1700~1900mのアルプが花々で埋まってます。
    高所の花畑の主役は、タマキンバイ、白いキンポウゲ、そしてリュウキンカです!

    昨年のボルトと共に、クライネ・シャイデックからヴェンゲンよりには、
    素晴らしい花畑が広がっていたのだけど、
    やはり今年も素晴らしいです。
    でも、ユングフラフなどの山々が見えなかったのは、残念。。。。。

    でも、しばらく悪天だったグリンデルワルドの天気が少しづつ良くなってきてます。
    日々晴れる時間が増えている。
    うれしい。。。

    おっと、これを書いている間に、
    また晴れてきた。
    さっきまで雨がぱらついていたのに。。。

    どうやらこの週末がとても天気が良いみたいです。
    なので、山岳ホテル(山小屋)に、明日、明後日予約を入れてみました。
    おそらく、土曜日はとてもいいと思うのですが。



    <ホテルからの朝のアイガー>

    日の出のとき(6h前)は雲が多かったけど、
    8hごろには、いつの間にか晴れてくれた。
    ようやくアイガーを眺めれました。万歳!
    でも、数時間しかもたなかったです。



    <静かな?クライネ・シャイデック>

    天気があまり良くないのと、平日のためか、
    盛夏には人で溢れるクライネ・シャイデックが、
    閑散としている。。。
    無論、電車が来ると団体客で一瞬騒然となるけど。。。
    そう、ここで見る外国人は、中国人とインド人。
    どこに行っても、中国人だらけのような。。。



    <グリンデルワルドに下る登山電車>

    実にカラフルな登山電車。
    でも、車窓から景色を堪能できる分、
    ちょっと高価ですね。



    <ヴェンゲルアルプの花畑>

    クライネ・シャイデックからウェンゲン(Wengen)
    に下る途中のアルプ(Wengeralp)は、
    昨年物凄い花畑になっました。
    今年は、2週間のずれを心配したけど、
    全く問題なし。
    写真のアルプの右後方に見えるのは、
    ウェンゲナーアルプの唯一のホテルです。
    後ろのユングフラウは見えないけど、
    素晴らしい花畑に大満足ですね。






      


  • 2014年06月20日 Posted by matterhorn2 at 00:32Comments(0)2014 ヨーロッパアルプス

    花々で埋まるグリンデルワルド、でも天気は今一つ

    ただ今グリンデルワルド滞在中です。
    足慣らしと、残雪状況把握のため、慣れたところに来てみました。
    ただ、天気があまり良くないです。。。
    この一週間、スカッと晴れた日はないようです。

    また今年は、異常に残雪の多かった昨年に比べると、
    高所(2000mレベル)で約2週間早いそうです(日本語案内所で教えて頂きなした)
    それでも5月の天気が悪かったため、例年よりは遅れ気味だそうです。

    ということで、花々の咲き具合が心配になり、
    直ちにグローゼ・シャイデック、フィルスト、ボルトを歩いてみました。

    やはり、2000mレベルでの残雪はほとんどなく、
    1800~1900mのアルプがあちこち春の花で覆われていました。
    さらに、花で有名な中腹のボルト(1570m)のアルプは、
    数えきれないくらいの種類の花々で埋まってます。

    でも場所によっては、既に1700mで放牧が始まってました。
    中腹のボルトの花畑は、いつ食べられてしまうのだろう。。。



    <百花繚乱のボルトのアルプ>

    いったい何種類の花が咲いているのでしょう?
    グリンデルルドからフィルスト展望台へ行く途中のボルト(Bort)、
    やはり、昨年より花の種類がとても多く見えます。



    <タマキンバイと再会>

    昨年、ボルト直下のアルプが、見渡す限り、
    黄色いタマキンバイの花で覆われていた。
    無論、今年は約2週間ずれているので、
    今度はボルトの上部、1700~1800m辺りに群落が出来てました。
    やはり、可愛らしい。




    <牛が食べないタマキンバイ>

    1700m台に下って来ると、もう牛の放牧が始まっていました。
    ああ、花畑が食べられてゆく。。。
    と思ったら、何と牛はタマキンバイを避けているのです。
    写真は、タマキンバイ以外の草が食べられ、
    タマキンバイの花だけが残っているところです。
    ちょっと、不思議な光景です。

    最後に、雲が多過ぎたので、
    実は山々の写真はほとんど撮れていないです。。。
      


  • 2014年06月19日 Posted by matterhorn2 at 01:30Comments(0)2014 ヨーロッパアルプス

    今年も再びヨーロッパアルプスへ

    ツール・モンテ・ローザ(TMR)の記事を書いてましたが、
    ただ今、スイスのチューリッヒにいます。
    ヨーロッパアルプス再訪のためです。

    出発までにTMRを何とか終わらせようと思ってたのですが、
    間に合いませんでいた。
    これは、合間を見て書くことにしましょう。

    昨年はツール・デュ・モンブランと、
    オートルート(シャモニからツェルマットへの夏ルート)を歩いたのだけど、
    今回は、Mont BlancからPenine Alpsをさらにとことん歩くことにしました。
    ロングトレイルの名前では、
    ツール・ド・コンバン、ツール・モンテローザなど、
    さらには、イタリアのアオスタ周囲かな。

    ほとんどが再訪になるのだけど、
    10年でどのくらい変わってしまったか、いや何も変わらないかを見てみたいと思ってます。
    また、ツール・デュ・モンブランも、一部ショートカットして、
    歩いていないところもあるので、ついでに確認しようと。
    それに、昨年シャモニでお世話になったベルナデットさんにも会ってみたいし。。。

    ということで、ただ今チューリッヒにいます。
    でも滞在したホテルの中がとても暑い!
    6月にしては気温が上がったのだけど、
    部屋や通路、ロビーの換気が悪く熱がこもっている。
    なので、部屋や受付にまで扇風機が。。。
    旧市街の建物なので、エアコンなんてついていない。
    真夏になったらどうなるんだろう。。。

    ところで、W杯、こちらのAM3時から起きてみていた。。。
    とても残念です。



    <チューリッヒの夜景、グロス大聖堂>

    着いた日の夕方20hごろ、暑かったためか、物凄い雷雨になった。
    空港到着後チューリッヒ駅まで来たけど、大荷物を持ってるため、駅から動けなかった。
    もう少し早く雷雨になってたら、飛行機自体が着陸しただろうか?
    でも、1h弱で止み、青空も顔を出してくれた。
    激しいけど続かないのがこちらの雷雨。

    チェックイン後、既に日没なので、
    夜景を見に出かけてみた。
    昨年同様、大聖堂(左端)がライトアップされて、美しかった。



    <賑わう旧市街>

    翌日、市内を巡ってみた。
    旧市街は、人で一杯だ。
    でも、アジア系ではやはり中国人が多いようにに見えた。
    さらに、見かける中国人は若い。。。
    日本人がお年寄りばかりなのと対照的。
    まあ、きっと6月だからだけど。。。



    <市街は路面電車が縦横に走る>

    チュリーッヒは、路面電車、トロリーバスなど、
    公共交通機関が縦横に走ってます。
    旧市街の狭い道にも。。。
    車も多いけど、皆ジェントルマン。
    人が道を渡ろうとすると必ず譲ってくれる。
    すばらしいです。



    <また見つけたモニュメント>

    昨年のシャモニに続き、また素敵なモニュメントを見つけました。
    今度は、土造りのお人形のようです。
    チップが出ると、突然動き出します。


    長い飛行機、暑さ、そしてW杯で超寝不足。
    今日は、これからグリンデルワルドに移動します。
    慣れた街で、体を慣らそうと思ってます。
    ただ、天気が。。。  


  • 2014年06月16日 Posted by matterhorn2 at 00:22Comments(0)2014 ヨーロッパアルプス

    TMR: モンテローザの奥座敷 ザンボーニ・ザッパ小屋に寄り道

    マクニャーガから、モンテローザの東壁の懐に入ると、
    巨大なカール地形の底に広がるアルプがある。
    ここまで、街からチェアリフトで行くことができる。

    リフト終点から少し南下すると、
    そのアルプの中に山小屋がある。
    ザンボーニ・ザッパ小屋(Rif. Zamboni Zappa)だ。
    ただ、このときは途中、一部で氷河上を歩いた。
    脇には、クレヴァスやせラックが迫り、すごい迫力。
    その氷河越しに、東壁がそびえ立つ。



    <朝焼けで染まるモンテローザ東壁>

    ザンボーニ・ザッパ小屋からは東側に、
    モンテローザの高峰群が壁のように迫って見えるが、
    これに朝日があたると、真っ赤になってくれる。
    近過ぎて、常に見上げないといけないのが少し辛い。



    <モンテローザ東壁と踊る氷河>

    小屋とリフト駅の中間で、氷河越えをする。
    でも、明確な道(滑らないようにしてある)が出来ていたので問題なかったけど、
    やはり道を踏み外せば、クレヴァスが待っている。。。



    <クレヴァスやセラック迫る氷河脇を行く>

    目前の氷河には、クレヴァスだけでなく、セラックも目立っていた。
    すごい迫力。



    <モンテローザの奥座敷 ザンボーニ・ザッパ小屋>

    小屋自体は、奥まったアルプの中にひっそり建っている。
    周囲には、牛達が沢山放牧されていた。
    のどかで、静かな時間が過ぎてゆく。  


  • 2014年06月13日 Posted by matterhorn2 at 10:34Comments(0)Tour Monte Rosa (TMR)

    TMR: モンテローザの足元の街、マクガーニャ

    モンテローザの足元の街、マクニャーガ(Macugnaga, 1307m)に入ると、
    街の背後に、ぐるっとモンテローザの真っ白い東壁が連なり、
    至近距離で迫って見えます。
    上高地から穂高連峰を眺める感じが近いイメージですね。



    <マクニャーガの中央広場にて>

    マクニャーガには、中心地のスタッファ(Staffa)と、
    更に谷奥にペセット(Pecetto)と呼ばれる地区がある。
    写真は、スタッファルの方。
    ここに大きな広場があり、
    シャレの建物が並ぶ背後に、モンテローザの山並みがよく見える。

    モンテローザは、実は同名の山頂はなく、
    本当は、4000m越えの山々が固まっている山塊の総称で、
    その最高峰がデュフォールスピッツ(Dufour Spiez, 4596m)と呼ばれています。



    <マクニャーガの郊外にでると>

    中心から少し離れると、豊かな緑の中にシャレが立ち並び、
    やはり、背後はモンテローザの山並みが良く見える。



    <賑わうチェアリフト乗り場>

    マクニャーガからは、モンテモロ峠に向うロープウェイと、
    谷奥のアルプに向うチェアリフトがあり、
    リフトを利用すると、さらにモンテローザに近づくことができる。
    写真は、チェアリフトの山麓駅です。
    手軽に行けるので、沢山のハイカーがやってきました。



    <ホテルでビール休憩>

    このときは、スタッファの中心広場に面するホテルを利用してみました。
    なぜかというと、目前の広場越しに、モンテローザを眺められるから。
    ホテルのテラスレストランで、ビールを飲みながら過ごした、
    至極に時間が忘れられないですね。  


  • 2014年06月10日 Posted by matterhorn2 at 22:36Comments(0)Tour Monte Rosa (TMR)

    TMR: スイスとの国境近くの街 ドモドッソラ

    アラーニャから次のマクガーニャ(Macgnaga)に行く、
    TMRコースは、アラーニャ北のパルトーレ小屋を経て、
    トゥールロ峠(Colle le del Turlo, 2738m)を越える超長ーい、長ーい道のり。
    軽く8時間を越えるロングコースで、
    おそらくTMRで最も厳しい行程。
    でも、始めてTMRに行ったとき、
    日程が不足して、越えられなかったのです。

    ここからは、別の機会にドモドッソラ経由でマクガーニャに行ったので、
    ここでは、スイスとの国境の街、ドモドッソラ(Domodossola)から再開しましょう。



    <ドモドッソラにつく>

    スイスのブリーグ(Brig)からイタリアのミラノに向う国際列車に乗ると、
    シンプロン峠の下を抜けるトンネルにいきなり入るのだけど、
    このシンプロントンネルを抜けると、
    直ぐ、国境付近の大きな街ドモドッソラにつく。



    <ドモドッソラ駅前の様子>

    駅前の街並みは、超近代的ビルだ立ち並ぶ。
    スイスとは打って変わって、とても新しく感じられます。



    <とても立派なドモドッソラの駅舎>

    ドモドッソラの駅舎も、これまたとても立派。
    とても、モンテローザの入口の街とは思えないですね。  


  • 2014年06月09日 Posted by matterhorn2 at 21:50Comments(0)Tour Monte Rosa (TMR)

    TMR: 古き良き町アラーニャに下る

    オレン峠から次の谷に下るとやや大きな街アラーニャ(Alagna, 1186m)につく。
    でも2881mの峠から約1700mもの標高差。
    歩いて下ると、膝がだめになりそう。
    なのでこのときは、ロープウェイを利用してしまった。

    アラーニャは、モンテローザの真南に伸びる大きな尾根の東側の谷、
    セシア谷(Val Sesia)の最奥(最北)の街、
    でもあまりにも奥まり過ぎたためか、
    ここ独自のシャレースタイルの建物が見られるのです。



    <アラーニャの教会>

    アラーニャ中心部にある教会は、石造りでとても立派だった。
    谷に尖塔が映え、かっこいい。



    <独特のシャレー>

    これが、アラーニャ(セシア谷)の独自のシャレー。
    数軒の集合住宅なのかもしれないけど、
    部屋を結ぶ外の共通の通路(廊下)があって、
    これが木組みで覆われている。
    これは、冬場の雪よけにもなるだろうけど、
    牧草を干すためのものらしいです。



    <アラーニャの中心部>

    街の中心部は、ごく普通の様相だ。
    シャレーが固まってある、旧市街地のような場所の隣に、
    近代的街がある。
    色々な店と共に、観光案内所もあった。



    <三ツ星ホテル:その名もモンテローザ>

    山小屋での連泊が続くと、やはりちょっと疲れてしまう。
    でも、TMRでは途中要所要所に大きな街を経由する。
    なので、こんな街に来たときは、ホテルを利用して大休憩。
    アラーニャには、その間もモンテローザという三ツ星ホテルがあった。
    食事も旨く、とても体が休まったことを覚えている。  


  • 2014年06月08日 Posted by matterhorn2 at 16:29Comments(0)Tour Monte Rosa (TMR)

    TMR: モンテローザ南壁を眺めるオレン峠の小屋

    これからゆくオレン峠(Colle d'Olen, 2881m)は、
    モンテローザの真南に伸びる支尾根上にある。
    なので、ここ付近からはモンテローザの南壁を眺めることができる。
    またここには、なぜか立派に山小屋が2つもある。
    ググリミエル小屋(Rif. Guglielmina)とヴィゲヴァノ小屋だ(Rif. Vigevano)。
    今回は、ググリミエル小屋を使ってみた。



    <オレン峠からの早朝のモンテローザ>

    小屋から少し北側へ行くと、背後の尾根を回りこんだ後、
    一気に北側の眺めが開け、モンテローザが視界に入ってくる。
    早朝の斜光線を受けて輝いていた。
    ただ、真南にいるので、日の出の瞬間はちょっとシルエット気味。。。
    これは日の出後1hぐらいはたっていると思う。



    <オレン峠から小屋へ>

    オレン峠から小屋へは、立派な道がつけられていた。
    右手奥に見えるのが、ググリミエル小屋。
    標高がここまで(~2800m)にも上がると、
    一昨日の積雪がまだ溶けずに残っていた。
    でも、TMRの道標ははっきり見えて安心。



    <賑わうオレン峠、ロープウェイ駅付近>

    オレン峠からは、次の谷底の街、アラーニャ(Alagna,1186m)まで、
    ロープウェイとゴンドラを乗り継いで一気に下ることができる。
    なので、逆に下から沢山の人がやってくる。
    山家でないような家族連れも多い、
    この人達はこの残雪多い中をどこまで行くのかな。。。



    <オレン峠にあるググリミエル小屋>

    ググリミエル小屋(Rif. Guglielmina, 2864m)は、鉄筋の3階建て。
    とても立派な小屋だった。
    小屋は、尾根筋のやや東側の建てられていて、
    東から南方向が良く見える。
      


  • 2014年06月07日 Posted by matterhorn2 at 09:40Comments(0)Tour Monte Rosa (TMR)

    TMR: 素敵なガビエット湖でスープを飲みつつ大休憩

    グレッソネイ谷底のスタファル(Staffal)に下ったたら、
    次は3つ目の峠、オレン峠(Colle d'Olen, 2881m)を越えて、
    古き良き街アラーニャ(Alagna, 1186m)のある、セシア谷(Valsesia)に向うことになる。
    でも、この峠越えは、登りも下りにもゴンドラやロープウェイがつけられているのです。
    なので、これを使わない手はない。。。

    さらに、このオレン峠には、立派な山小屋(巨大。。。)が2つもある。
    展望が良さそうなので、その1つに泊ってみることにしました。
    また、スタファルからオレン峠に行く、途中の乗り換え駅付近には、
    大きな、そして素敵な湖(ガビエット湖、Lago Gabiet)があり、
    その湖畔にも、これまた立派な山小屋があるのです。

    なので、ガビエット湖で昼休憩をとりながら、
    オレン峠に向うことにしました。



    <ガビエット小屋に向う>

    ゴンドラの途中駅で降りて、少し南方に歩いてゆくと、
    ガビエット湖(Lago Gabiet)があるのです。
    周囲の山はあまり高くないけど、
    昨日の雪で部分的に白くなっていました。
    この山々に囲まれた湖の脇に、
    立派な小屋立っています。
    まずは、ここへ向ってゆきました。



    <ガビエット小屋にて>

    小屋前まで行くと、沢山のハイカーがいます。
    ここは人気の場所みたい。
    何と言っても、簡単に来れるので。。。



    <ガビエット小屋のレストラン>

    小屋内で休憩しようと思ったけど、
    手持ちの昼飯をいきなり広げるわけにはいかなので、
    スープを頼んでみた。
    コンソメ系で実にう旨い。
    こちらでは、スープ1つとは言っても、
    量が多く、そして必ずパンがつく!
    されにスープ皿ではなく、ボールに入れて出てきました。
    好きなだけ飲んでいいのですよ。。。
    なので、これだけでもかなりお腹が膨れます。



    <湖水が澄んでいるガビエット湖>

    おっと、ガビエット湖自身を載せるのを忘れてました。
    水深が浅いのか、氷河から融水がないためか、
    湖水はとても澄んでいます。  


  • 2014年06月05日 Posted by matterhorn2 at 21:38Comments(0)Tour Monte Rosa (TMR)

    TMR: モンテローザを見ながらグレッソネイ谷底のスタファルへ

    好天となった日、ベッタフォルカ峠から再び下り、
    グレッソネイ谷底のスタファル(Staffal)に下りながら、景色を堪能した。

    峠からは、チェアリフトとロープウェイを乗り継いで下れるのだけど、
    チェアリフトからは、谷の下部だけでなく、
    左手に、真っ白い高峰群が見える。
    特に、途中駅のあるシッテン(Sitten)辺りは、
    なだらかなアルプになっていて、
    リスカムやモンテローザの南面が見えて素晴らしい。



    <山腹のシッテン付近からのリスカム、モンテローザ南壁>

    チェアリフトとロープウェイの乗り換え地がシッテン(Sitten)
    ここはややなだらかなアルプの大地になっていて、
    モンテローザ山群の眺めがいい。
    見えているのは、おそらく左からカストールとリスカムであろうと思う。
    山々の南面でも、氷河を十分頂いていますね。



    <山腹のシッテンからベッタフォルカ峠を振り返る>

    シッテン(Sitten)からは、写真のリフトでベッタフォルカ峠(Colle di Bettaforca)まで行ける。
    なので、超楽ちんです。
    この中間点のシッテンには、
    アルプの突端に小さな小さな教会があり、
    下の街を見守っているようでした。



    <賑わうスタッファル>

    谷底のスタッファル(Staffal, 1826m)まで下ると、
    長閑なアルプの谷が広がってました。
    谷を散策する人も増え、谷奥には氷河を頂いた山々が。。。
    実にいい感じですね。



    <スタファルでのゴンドラのチケット売り場>

    スタッファルは、イタリアの小さな谷奥の村なので、
    英語が徐々に通じにくくなってきた。
    地図を見せながら、身振り、手ぶりでチケット購入。。。
      


  • 2014年06月04日 Posted by matterhorn2 at 10:06Comments(0)Tour Monte Rosa (TMR)

    TMR: アヤス谷から2つ目の峠ベッタフォルカ峠へ

    アヤス谷のサン・ジャック(Sant-Jacques)の山小屋(フェラッロ小屋)で十分休んだあと、
    翌日直ちに、次の峠を越えてグレッソネイ谷(Valle di Gressoney)に向った。
    その峠が、ベッタフォルカ峠(Colle di Bettaforca, 2672m)。
    登りの標高差は約600m。

    小屋に泊った翌朝は、幾分天気が回復してきたけど、
    とても雲が多かった。
    そのまま小屋を立ち、樹間の単調なの登りで峠に向う。
    峠では、やはりチーメ・ビアンケ峠に続き山は見えなかった。

    でもここからは、実はグレッソネイ谷底のスタッファル(Staffal, 1826m)まで、
    リフトとロープウェイで一気に下れるのです。
    天気も悪いので、早々にリフトとロープウェイを使って下ってしまった。

    でも翌日、ついに素晴らしい好天に!
    このまま先に進むのも悔しいので、
    乗り物があるならと、ベッタフォルカ峠を再訪した。
    ツアーではないので自由に変えれるのがいい。



    <ベッタフォルカ峠からの展望:南側>

    ベッタフォルカ峠には、小さな池があった。
    湖畔に花が咲き、南方には、遠いけどグラン・パラゼィーゾらしき山々が見える。
    前日は何も見えなかったのだけど、
    この日は素晴らしい天気。
    ベッタフォルカ峠を再訪して良かったと思う。



    <ベッタフォルカ峠からの展望:北側>

    ベッタフォルカ峠の小さな池の南側に行くと、
    北側の高峰群が映っていた。
    左から、リスカムとモンテローザであろうと思う。
    ツェルマットのゴルナーグラッドからの眺めていた、
    リスカムとモンテローザを反対側から見ていることになるのです。
    見た感じはだいぶ違うけど。。。



    <フェラッロ小屋での朝>

    少し話を戻すと、フェラッロ小屋を出発した朝は、
    南方の谷の下部は少し晴れていた。
    でも、振り返って見た北側の高峰群は雲の中。
    雨が降っていないだけ、前日よりはましという感じですね。



    <ベッタフォルカ峠への登り>

    ベッタフォルカ峠への登りは、とても良い道なのだけど、
    天気が今一つだと、気分が乗らない。
    時たま雲が切れはたりするすけど、遠方は見えないまま。
    そのうち単調さに飽きてしまう。  


  • 2014年06月02日 Posted by matterhorn2 at 11:17Comments(0)Tour Monte Rosa (TMR)

    TMR: 雪と雨の中の峠越え、隣のアヤス谷へ

    チェルビニアからいよいよTMRをスタート。
    と元気よく言いたいのですが、
    前日雲が多くなってきたので天気が下り坂かなあと思っていたら、
    初日から本当に悪天になってしまった。
    夜に雨が降ってたけど、朝には一端止んではいた。

    さて、小屋他を予約したので、行くしかない。。。

    まずは、ロープウェイ他で前日行った、
    チーメ・ビアンケ湖を目指した。
    でも、昨晩の雨が2700m以上では積雪になっていた!
    積雪量自体は少ないのだけど全然道が分からない。

    この日は、チーメ・ビアンケ湖からチーメ・ビアンケ峠(2982m)を越えて、
    隣の谷、アヤス谷(Val d'Ayas)のサン・ジャック(Sant Jacques)に下り、
    谷底付近の山小屋に泊る予定にしていた。



    <積雪で覆われたチーメ・ビアンケ峠付近>

    昨夜の雨でチーメ・ビアンケ峠付近は一面白くなっていた。
    先頭に立ってしまって、まだ踏み跡もない。。。
    さて、どうしよう。



    <辛うじて見えた道標>

    積雪で道標はほとんど道標が見えなかったけど、
    岩陰に唯一TMRの道標が見えていた。
    峠前でしばらく、地図とにらめっこ。
    方角と地形を必死で読むのだが。。。
    ちょっと不安になった。



    <ガスで煙る、雪のチーメ・ビアンケ峠>

    地図を見ながらうろついていると、
    ついに別のグループがやってきた。
    彼らもアヤス谷に行くとのこと。
    彼らを信じ、その貴重な踏み跡をたどって行く。
    途中、結構ガスも出てきた。
    不安も最高潮。
    でも、その後何とか無事峠を越えたができた。



    strong><アヤス谷のフェラッロ小屋>

    峠を越え、少し下るともう雪はなかった。
    そして道も明瞭になってきた。
    でも今度は雨が降り出し、視界が悪くなる。
    黙々と下って行くと、3時間強、ついに目的地の小屋に着く。
    サン・ジャック近くのフェラッロ小屋(Rif. Ferraro)だ。
    このときは、本当にほっとしました。  


  • 2014年06月01日 Posted by matterhorn2 at 10:20Comments(0)Tour Monte Rosa (TMR)