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オートルートの終着地 ツェルマットのマッターホルン

オートルートの終着地 ツェルマットのマッターホルン


 初めての投稿になります。

 長年ヨーロッパアルプスのトレイル、特に山小屋を利用したロングトレイルを歩き、山小屋からの朝夕の山の輝きや、花畑を多数写真に撮ってきました。行けても年1回程度1~2週間づつなのですが、約12年をかけて撮りためたものを整理し始めたので、ここで少しづつ紹介して行きたいと思います。

 まず日本で知られているヨーロッパアルプスロングトレイルといえば、テレビで放映されたマラソンコース、ウルトラトレイル・デュ・モンブランで有名になった、ツール・デュ・モンブラン(Tour du Montblanc, 略してTMB)のコースであると思います。これは、フランス、モンブランの周囲を1周するコースで、日本からのツァーも多く催行されています。

 ですが、ここでまず紹介するのは、このモンブランの麓のシャモニから、スイスのマッターホルンのあるツェルマットまで、数々の4000m峰を眺めながら、いくつもの峠を越えてゆくロングトレイルです。これは、オートルート(正式にはChamonix to Zermatt - Walker's Haute Route)と呼ばれていて、直訳は高い道です。スキーで巡るオートルートのコースと区別して、歩く人用に名付けれています。

 1998年に初めてTMBを歩いたのち、2002年にオートルートを歩きました。しかし、途中で標高2000mでも約30cmもの雪がつもり、途中で断念しました。その後数年をかけて、部分部分を繋いでゆきました。目的は完全踏破よりも、いつしか展望の良い山小屋で、ビールを飲みながら最高の眺めを見て、これを写真に撮ることに変わってしまいましたが。。。

 本日は最初の投稿なので、まずは有名なマッターホルンからにしますが、これからオートルートの途中の各山小屋からの展望を少しづつ、載せていこうと思います。
 
 写真は、いきなり終着地ツェルマットで、あまりにも有名な山なので、説明は不要でしょう。但し、よく撮られているリッフェルゼー(Riffelsee)ではなく、別の湖ステリゼー(Stellisee)です。ケーブルカーで行けるスネガ(Sunnegga)の奥のフリューアルプ(Fluhalp)にあります。この湖の更に奥に、山岳ホテル(山小屋に近い)があり、ここに泊って翌朝朝食前に撮ったものです。

 日の出直後の早朝7時ごろの撮影ですが、これにはかなり幸運に恵まれました。それは、完全に無風であることと、ツェルマットの谷間が雲海で埋まっていたことです。この日は夜明け前から準備していたのですが、谷間の雲海がこの湖をも埋めていました。マッターホルンに朝日があたり、荘厳な時間が過ぎた後、谷間に日差しがあたり始めると、この雲が下がりはじめました。あわてて、湖まで行って撮ったのがこの写真です。お気に入りの1枚です。


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    2013年01月09日 Posted bymatterhorn2 at 11:55 │Comments(0)オートルート(makusta版)

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